心の傷・トラウマケアのこと 3
2016年01月16日
前回の続きです。
トラウマケアの重要な理論のポリーヴェーガル理論によると
最適な覚醒状態である「耐性の窓」の中、過覚醒、低覚醒の3つの状態があり、
私たちは、遭遇する出来事によって、鋭敏さ・覚醒度の違うこの3つの状態のどれかにいるのでした。
トラウマを受傷した人は、穏やかに人(社会)と関わることができる「耐性の窓」の中にいることがまれです。
何かの拍子に、あの時の危険を不意に思い出し、身構えて、危機に立ち向かうか逃げるかの準備をするからです。
つまり過覚醒状態になるからです。
または逆に、あの時の絶望感を再体験し、低覚醒状態となり、その場に力なくへたり込むかもしれません。
これらの反応は、
フラッシュバックと呼ばれています。
フラッシュバックを引き起こす刺激は、生活していく上でとてもたくさんあります。
匂いだったり、話題だったり、映像だったり、音だったり、暑さ寒さ身体にかかる重さなどの体感覚だったり。
こうして、トラウマを持つ人は、「耐性の窓」の外にいることが多いのです。
今ここでは、過去のあの時のような危険はないにも関わらず。
この項続く。
トラウマケアの重要な理論のポリーヴェーガル理論によると
最適な覚醒状態である「耐性の窓」の中、過覚醒、低覚醒の3つの状態があり、
私たちは、遭遇する出来事によって、鋭敏さ・覚醒度の違うこの3つの状態のどれかにいるのでした。
トラウマを受傷した人は、穏やかに人(社会)と関わることができる「耐性の窓」の中にいることがまれです。
何かの拍子に、あの時の危険を不意に思い出し、身構えて、危機に立ち向かうか逃げるかの準備をするからです。
つまり過覚醒状態になるからです。
または逆に、あの時の絶望感を再体験し、低覚醒状態となり、その場に力なくへたり込むかもしれません。
これらの反応は、
フラッシュバックと呼ばれています。
フラッシュバックを引き起こす刺激は、生活していく上でとてもたくさんあります。
匂いだったり、話題だったり、映像だったり、音だったり、暑さ寒さ身体にかかる重さなどの体感覚だったり。
こうして、トラウマを持つ人は、「耐性の窓」の外にいることが多いのです。
今ここでは、過去のあの時のような危険はないにも関わらず。
この項続く。
Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)
│トラウマ
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