生活困窮者支援制度とひきこもりについての話

2019年02月05日

 しばらく前、宮崎楠の会さんの例会で、

 生活困窮者制度とひきこもりについてお話ししました。

 高齢問題と関連しているのですが、

 親が60代になると、そろそろ収入がなくなってくることを気にかけねばならなくなります。

 定年とか、肉体的に労働負担が高くなるとかが理由です。

 子どもについては、
 40歳代ぐらいの中年の域に達しても、働いていない、働いたことがないと、
 今後、より経済的に苦しくなっていくことが予想されます。

 ということで現在、
 ひきこもり支援の主軸として生活困窮者支援制度があります。

 その窓口となるのが、自立相談支援センターで、
 宮崎県内各市と郡部に設置されています。

 受け付けた相談をもとに、必要であろうサポートを提案します。

 こもっている人は、
 将来困窮する予想がつくので、今の段階でいろいろなサポートを開始するようになってます。

 ところが、この制度でのサポートは、就労支援が基軸なんです。

 だから、心の深い悩みはあまり得意ではありません。

 それでも支援者は、
 相談してきた人の気持ちに精一杯寄りそって、
 知恵をしぼって、生活が困窮しないようにサポートします。

 だから、
 親やこもる人は、この制度で私たちをサポートしてくれる人たちが能力を発揮できるよう、

 配慮せねばならないのです。

 こもる人の日頃の暮らしぶりが分かると支援の糸口がつかみやすくなります。
 だから、それを記録したメモ持参で行くとか。

 そんなお話をしました。

 そして、生活保護の話も。

 自分が死んだあとは、子どもは、生活保護で社会にみてもらおう。

 と思っていたとしたらそれは大きな間違いです。

 自立(=働く)のために最大限の努力をしないといけないからです。

 ずっと家にいて何もしないことは許されません。

 そういう制度だからです。

 だから、
 親にできることは、我が子が一人でやっていくために、
 必要な最低限度の情報や技術を伝授することです。

 と言うこともお話ししました。

 病院への通い方。
 書類の書き方。
 親戚の連絡先と連絡の仕方。
 いろいろな問い合わせと問い合わせの仕方。
 銀行や保険について。
 などなど。

 暮らしていくためには、情報、技術は必要です。

 それを伝授する責務は親にあると思っています。

関連情報
ひきこもりフォーラム2019
生活困窮者就労準備事業でのひきこもり支援についてのお話しもあります。


  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)講演・講座

北海道でお話ししたのでした。

2017年12月06日

 北海道札幌のNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワークさんからお声かけ頂き、

 就労をテーマに、
 現在仕事に就いているこもっていた本人たちの本音を聞く集いでお話ししてきました。

 人生初の飛行機乗り継ぎを無事に成し遂げ、

 完全防寒の服装に汗をかき、

 道中キタキツネにも熊にも出会わず、

 さほど道に迷うこともなく紅葉する銀杏並木を愛でながら、

 無事に会場にたどり着きました。

 日本全国から来集した発表する皆さんは、どなたも社会と関わる苦労を抱え、

 苦心しながら精一杯生きてきて、

 今もなんとかかんとか折り合いをつけて暮らしていように感じました。

 就労支援がテーマの集いだったのですが、

 発表者はどなたも、

 就労するまでも、就労する際も、就労してからも、そこでよろしくやっていくのにとても苦労しているようでした。

 私聞風坊も同様です。

 そして同時に、そんな環境のもと、

 自分のために何ができるかの意識が高く、

 それを実行している人たちのようでもありました。

 こもっている人が、社会・他者と一緒にナニカをやっていくには、

 相手に期待するより自分自身に期待する方が成果につながりやすいようです。

 関係皆さん、ありがとうございました。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)講演・講座

【告知】都城でひきこもりのお話しします

2017年12月03日

 みやざき楠の会都城支部さんのお招きで、
クラフト学習会を行います。

 当日は、こもる人の気持ちを認知行動の視点から解説したいと思っています。
行動の意味が分かれば、自然と関わり方は適切になるもの。

 無理解がほとんどの悪因です。

 我が子理解の一助になりましたら幸い。

お近くの方、どうぞのお出ましを。

 日 時 平成29年12月12日(火) 13:30~16:00
 場 所 都城市総合社会福祉センター2F 小会議室

 対 象 親、関心のある方、関係機関団体
 参加費 無料

 お問い合わせは、
 都城市社会福祉協議会ボランティア・福祉共育おうえんセンター
 0986-25-7318
 などにどうぞ。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)告知家族教室講演・講座

教師の皆さんに向けてお話ししました

2017年10月03日

 先日、県下教師の皆さん方の研修会で、日頃の相談活動についてお話しさせて頂きました。

 会場は、200名ほどいらっしゃったみたいで、20名ほどの集まりの予定でいた私は

 ひったまがったのでした。オドロキ

 さて、私のお話は、

 大人たちからの教育指導により苦痛を味わった人たちには、

 極力、教育指導せず

 「で、どうする?」としょっちゅう尋ね、

 話し合いながら問題解決していくことをやってます。

 という内容だったので、

 教師の皆さん方に批判的な意味合いにもとれるにも関わらず、皆さん興味深く聞いて下さいました。

 感謝とともに胸をなで下ろしています。 叫び拍手

 その中で、気になるというか印象的な点が一点。

 教えてほしい。
 とか、

 どうしたらいいと思いますか?
 とか、

 答えを求めるコメントが多かったことです。

 私聞風坊が答えを持っている。

 持っていないにしても、
 すでにもうどこかに答えが存在している。

 とでも思っているような感じ。

 自分なりの答えを一緒に探していく。

 その不明瞭な、だから不安でストレスのかかる作業を繰り返している私にとって、応えづらいコメントばかりでした。

 万人共通の正答なんて無いんです。

 強いて言うなら、万人が望む方向性があるぐらいでしょうか。

 健康とか平和とか。ものすごく規模の巨大な答え。

 そんなことから、
 教師の人たちって、何事にも正答を前提に物事に取り組まれてるのかな?

 なんて考えたのでした。

 鳴謝。
   
タグ :教育正答


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)講演・講座

ひきこもり大交流会に参加しました。

2015年12月11日

 一月ほど前、全国のひきこもり関係者が一堂に会する集まりに講師・ファシリテータとして参加してきました。

 これです。↓


 当日は、小グループのファシリテータなどして交流促進にいそしみました。ニコニコ

 主に関東の在住の方が中心でしたが、トータルでは全国から180名超の参加と聞いています。

 ひきこもり大学という、ひきこもり当事者や経験者が講師となって講義を行い、それを受けて参加者同士が対話するという形が定番の交流の場があります。

 その流れを汲んだ交流会でした。

 久しぶりに会う人、初対面の人、ネットではよく知ってるけど顔を合わせるのは初めての人など、たくさんの人とお話しできて、楽しい時間でした。

 テレビでも報道されたようですね。※日本テレビNEWS ZERO11/19放送分 ※※昔はユーと言っていたチャンネルです。

 参加した感想は次回記事に。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)講演・講座