心の傷・トラウマケアのこと 2
2016年01月14日
前回の続きです。
トラウマケアにおいて重要な理論のポリーヴェーガル(多重迷走神経)理論によると
最適な覚醒状態である「耐性の窓」の中、過覚醒、低覚醒の3つの状態があり、
私たちは、遭遇する出来事によって、鋭敏さ・覚醒度の違うこの3つの状態のどれかにいるのでした。
例えば、
私は、いつも通る道を歩いている時は、耐性の窓の中にいます。
何かの拍子につまずいたとして、一瞬興奮しますが、ほどなく収まります。大した危険ではなかったからです。
その時、向こうから、車が迫ってきました
危険を察知した私は、瞬時に車との距離を測り、逃げ道を探し、膝を曲げてジャンプの準備をします。感覚や思考が鋭敏になった過覚醒状態に移ります。
ほどなく車は方向を変え、遠ざかっていきました。
私はつめていた息を吐き、緊張していた筋肉がゆるみ、その場に腰を抜かします。しばらく何も考えられません。震えが起きるかもしれません。一気に低覚醒状態に移ったのです。
拡大するならこちら
この項続く。
トラウマケアにおいて重要な理論のポリーヴェーガル(多重迷走神経)理論によると
最適な覚醒状態である「耐性の窓」の中、過覚醒、低覚醒の3つの状態があり、
私たちは、遭遇する出来事によって、鋭敏さ・覚醒度の違うこの3つの状態のどれかにいるのでした。
例えば、
私は、いつも通る道を歩いている時は、耐性の窓の中にいます。
何かの拍子につまずいたとして、一瞬興奮しますが、ほどなく収まります。大した危険ではなかったからです。
その時、向こうから、車が迫ってきました
危険を察知した私は、瞬時に車との距離を測り、逃げ道を探し、膝を曲げてジャンプの準備をします。感覚や思考が鋭敏になった過覚醒状態に移ります。
ほどなく車は方向を変え、遠ざかっていきました。
私はつめていた息を吐き、緊張していた筋肉がゆるみ、その場に腰を抜かします。しばらく何も考えられません。震えが起きるかもしれません。一気に低覚醒状態に移ったのです。
拡大するならこちら
この項続く。
Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)
│トラウマ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
ブログ内検索
カテゴリ
過去記事
QRコード
読者登録
お手数ですが、携帯・スマートホンなどからの送受信の際は、パソコンからの受信ができるよう設定をお願いします。
当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。