自助グループの社会的意義について講演しました
2015年08月16日
先日、成人発達しょうがい当事者会a tempoさん主催の勉強会にお招きいただき、
自助グループについて少しくお話しさせていただきました。
ひきこもりの自助グループ活動については何度もお話しする機会はあったのですが、
自助グループそのものについては、初体験。
プレッシャーやら喜びやらいろいろな思いが体中を巡り、
妙なテンションで現場に立つこととなりました。
当日は、自助活動ってなに?
から始まり、
事例を交えて自助のリアルをなるべく簡潔にお伝えしたつもりでしたが、
どうだったでしょう?
自助グループは、立ち上げは簡単で、
無くなるのも簡単と言われています。
ひきこもり界では、当事者会自助グループを安易に捉えがちな風潮があります。
仲間を得る喜びと、自助を続ける苦労は表裏一体。
このストレスの中で自己成長があるのでしょう。
ご来場の皆さんには、そんなこんなが伝わって、
なにかしら日頃の暮らしの役に立てば幸いな思いです。
改めて今回ご縁のあった皆さんに感謝申し上げます。
自助グループについて少しくお話しさせていただきました。
2015/07/16
ひきこもりの自助グループ活動については何度もお話しする機会はあったのですが、
自助グループそのものについては、初体験。
プレッシャーやら喜びやらいろいろな思いが体中を巡り、
妙なテンションで現場に立つこととなりました。
当日は、自助活動ってなに?
から始まり、
事例を交えて自助のリアルをなるべく簡潔にお伝えしたつもりでしたが、
どうだったでしょう?
自助グループは、立ち上げは簡単で、
無くなるのも簡単と言われています。
ひきこもり界では、当事者会自助グループを安易に捉えがちな風潮があります。
仲間を得る喜びと、自助を続ける苦労は表裏一体。
このストレスの中で自己成長があるのでしょう。
ご来場の皆さんには、そんなこんなが伝わって、
なにかしら日頃の暮らしの役に立てば幸いな思いです。
改めて今回ご縁のあった皆さんに感謝申し上げます。
ひきこもり大学宮崎でお話ししました。
2015年07月14日
先日、宮崎初上陸のひきこもり大学宮崎の中で、1限受け持たせて頂きました。
なにが役に立ちそうかな?
と考えた末に、睡眠についてのお話しを、セルフケア、セルフヘルプの視点もまじえてお話ししました。
昼夜逆転。
として一言で片付けられることが多い、こもる人の睡眠の問題です。
ホントにひどいときは、寝る時間もバラバラで、起きる時間もバラバラ。
それは、起きているときも意識がしっかり目覚めていないことを意味しています。
寝てるのか起きてるのか分からない状態だからですね。
これはとっても心と身体に悪い。
昼夜逆転の中には、そんな状態のときもあるのです。
むしろ、朝7時に寝付いて、夕方5時起きるという(一般社会の常識とは違うけれど)規則正しい生活の方が、健康的かもしれません。
睡眠の管理ができるということは、自分の時間の管理ができるということです。
自分の時間の管理ができるということは、自分の生活を管理できるということ。
自分の生活が管理できてる
自己効力感が上がります。自信につながります。
関係者の皆さん、会場で一緒の時間を過ごした皆さん。
ありがとうございました。
なにが役に立ちそうかな?
と考えた末に、睡眠についてのお話しを、セルフケア、セルフヘルプの視点もまじえてお話ししました。
昼夜逆転。
として一言で片付けられることが多い、こもる人の睡眠の問題です。
ホントにひどいときは、寝る時間もバラバラで、起きる時間もバラバラ。
それは、起きているときも意識がしっかり目覚めていないことを意味しています。
寝てるのか起きてるのか分からない状態だからですね。
これはとっても心と身体に悪い。
昼夜逆転の中には、そんな状態のときもあるのです。
むしろ、朝7時に寝付いて、夕方5時起きるという(一般社会の常識とは違うけれど)規則正しい生活の方が、健康的かもしれません。
睡眠の管理ができるということは、自分の時間の管理ができるということです。
自分の時間の管理ができるということは、自分の生活を管理できるということ。
自分の生活が管理できてる
自己効力感が上がります。自信につながります。
関係者の皆さん、会場で一緒の時間を過ごした皆さん。
ありがとうございました。
大阪でお話ししました
2013年10月03日
8月に、大阪のわかもの国際支援協会さんの主催の集まりでお話しさせて頂きました。
こもる人の持ち味を活かしたビジネスモデルを構築して実践されているわかもの国際支援協会さんです。
集まりに参加される方もほとんどがいわゆる当事者の方。
おかげで、久々に会場を含めて「わたしたち」というスタンスで話せることに大喜びの私でした。
いつもは、会場と私聞風坊との間には、見えない境膜があるのです。
お話の内容は、TA・交流分析的ひきこもり状態からの回復と私たちは語れているか?
ひきこもり状態からの回復は、前日TA国際大会でお話した内容を短縮してシェアしました。
これは、
外出する時、
誰かに会う時、
なにかする時
私たちがよく体験する、あの心もとなさを、
まるで、
保護膜がない!
ようだとして、TAの構造分析をベースに考えてみたのですね。
保護膜のない裸のチャイルドが直接社会と関わらなければならないから、とっても不安で、怖いと。
だから、安全で安心できる場に参加して、そこでたっぷり肯定的なストローク(コミュニケーション)を得ることで、
保護膜ができて、心は安定する。
そしてその場とは、仲間集団やセラピールームでの人間関係だと。
結構難しい話なのですが、皆さん理解が早い!
すぐさま自分の体験に応用されて、ディスカッション大盛り上がり!
こうするしかない! こうしてはならない! と、
自分を押さえ付けているのは、存外自分自身だったりするので、
押さえ付けなくてもいいよ。
押さえ付けなくても大丈夫な時はあるよ。
と自分に許可することを意識すると、改善の道が開けるものですもの。
語れているか? については、またの機会に。
こもる人の持ち味を活かしたビジネスモデルを構築して実践されているわかもの国際支援協会さんです。
集まりに参加される方もほとんどがいわゆる当事者の方。
おかげで、久々に会場を含めて「わたしたち」というスタンスで話せることに大喜びの私でした。
いつもは、会場と私聞風坊との間には、見えない境膜があるのです。
お話の内容は、TA・交流分析的ひきこもり状態からの回復と私たちは語れているか?
ひきこもり状態からの回復は、前日TA国際大会でお話した内容を短縮してシェアしました。
これは、
外出する時、
誰かに会う時、
なにかする時
私たちがよく体験する、あの心もとなさを、
まるで、
保護膜がない!
ようだとして、TAの構造分析をベースに考えてみたのですね。
保護膜のない裸のチャイルドが直接社会と関わらなければならないから、とっても不安で、怖いと。
だから、安全で安心できる場に参加して、そこでたっぷり肯定的なストローク(コミュニケーション)を得ることで、
保護膜ができて、心は安定する。
そしてその場とは、仲間集団やセラピールームでの人間関係だと。
結構難しい話なのですが、皆さん理解が早い!
すぐさま自分の体験に応用されて、ディスカッション大盛り上がり!
こうするしかない! こうしてはならない! と、
自分を押さえ付けているのは、存外自分自身だったりするので、
押さえ付けなくてもいいよ。
押さえ付けなくても大丈夫な時はあるよ。
と自分に許可することを意識すると、改善の道が開けるものですもの。
語れているか? については、またの機会に。
ひきこもり全国大会やりました
2013年02月27日
さる2013/2/23~24にひきこもり支援者の全国大会を開催しました。
初日23日の特別交流会で当事者シンポジウムの司会を務めさせていただきました。
当事者会! と銘打ったせいか、当事者しか参加しちゃイケないと思われたか、
事前申込みが少なく少々不安でしたが、
13:30の開始以降、なんかオモシロいことやってる的に、同席される方も増え、
気軽に意見交換しやすい人数での実施となりました。
よかったよかった。
さてシンポジウムの中味です。
まず私聞風坊が、こもる人が発言し、それを他者が聞くときに起きるズレについて、いろいろお話し、
最終的に、私たちこもる人は自分たちの声をちゃんと聞いているのだろうか? と問題提起いたしました。
人に聞いてもらうことを期待するよりも、自分の声をしっかり受け止めるよう自分自身に期待するとの意図ですね。
続いては、大阪のNPO法人わかもの国際支援協会の横山泰三氏が日頃の活動をお話されました。
「ひきこもり」であることを問題にするのではなく、今できることを活かし、それを一般社会的にも価値が置かれるようアレンジすることをされているのだと思いました。
既存のやり方にとらわれることなく、社会と関わる自分たちなりのやり方を、自分たちで開発していけばいいんですもんね
最後に、大分の相談機関で活躍されている若菜洋樹氏がお話されました。
支援する立場と支援される立場の両方を経験されている氏は、両方の立場が分かるだけに、
いつもゆれながら相談を受けておられるのだそうです。
いろんなスッキリしない思いをホールディングしながらクライエントと一緒に作業していく。
対人職には、このホールディング力が必要なんだなと思いました。
最後には、垣根を取り払っての意見交換
(ズレが起きたときに)私たちはなにができるのか?
シンポジスト・参加者・支援者・こもる人という垣根を取り払い、
その場にいる全員が、この出来事に向きあう当事者として意見交換しました。
活発なやりとりがありました。
そして一つの答えは出しませんでした。
出さなくてもいいんです。
だって、現場はシンポジウムの場ではないからです。
私たちの日常が現場なんです。
全国各地からお出でになったそれぞれの日常に戻って、このシンポジウムでの経験を
活かして頂くことが、なにより意義あることだと思っているからです。
シンポジウム後、皆さんとお話したところ、宮崎土産としてなにかをお持ち帰りになったようです。
よかったよかった。
開催にあたり、陰に日向に協力頂いた皆さまに、この場を借りて心より御礼申し上げます。
支援者と当事者の垣根を越えてアウフヘーベンするところの、
ひきこもるという出来事にとりくむメルクマール的シンポジウムになりました。
初日23日の特別交流会で当事者シンポジウムの司会を務めさせていただきました。
当事者会! と銘打ったせいか、当事者しか参加しちゃイケないと思われたか、
事前申込みが少なく少々不安でしたが、
13:30の開始以降、なんかオモシロいことやってる的に、同席される方も増え、
気軽に意見交換しやすい人数での実施となりました。
よかったよかった。
さてシンポジウムの中味です。
まず私聞風坊が、こもる人が発言し、それを他者が聞くときに起きるズレについて、いろいろお話し、
最終的に、私たちこもる人は自分たちの声をちゃんと聞いているのだろうか? と問題提起いたしました。
人に聞いてもらうことを期待するよりも、自分の声をしっかり受け止めるよう自分自身に期待するとの意図ですね。
続いては、大阪のNPO法人わかもの国際支援協会の横山泰三氏が日頃の活動をお話されました。
「ひきこもり」であることを問題にするのではなく、今できることを活かし、それを一般社会的にも価値が置かれるようアレンジすることをされているのだと思いました。
既存のやり方にとらわれることなく、社会と関わる自分たちなりのやり方を、自分たちで開発していけばいいんですもんね
最後に、大分の相談機関で活躍されている若菜洋樹氏がお話されました。
支援する立場と支援される立場の両方を経験されている氏は、両方の立場が分かるだけに、
いつもゆれながら相談を受けておられるのだそうです。
いろんなスッキリしない思いをホールディングしながらクライエントと一緒に作業していく。
対人職には、このホールディング力が必要なんだなと思いました。
最後には、垣根を取り払っての意見交換
(ズレが起きたときに)私たちはなにができるのか?
シンポジスト・参加者・支援者・こもる人という垣根を取り払い、
その場にいる全員が、この出来事に向きあう当事者として意見交換しました。
活発なやりとりがありました。
そして一つの答えは出しませんでした。
出さなくてもいいんです。
だって、現場はシンポジウムの場ではないからです。
私たちの日常が現場なんです。
全国各地からお出でになったそれぞれの日常に戻って、このシンポジウムでの経験を
活かして頂くことが、なにより意義あることだと思っているからです。
シンポジウム後、皆さんとお話したところ、宮崎土産としてなにかをお持ち帰りになったようです。
よかったよかった。
開催にあたり、陰に日向に協力頂いた皆さまに、この場を借りて心より御礼申し上げます。
支援者と当事者の垣根を越えてアウフヘーベンするところの、
ひきこもるという出来事にとりくむメルクマール的シンポジウムになりました。
ひきこもりはいろいろだよ
2012年03月05日
3/3ユースアドバイザー講座では、ひきこもりのイメージと実際のところの違いについてだいたい以下のようなことをお話ししたのでした。
社会的ひきこもりは、医療分野から問題提起されてきた概念。
だから、労働分野から提起されたニートとは本来的な意味合いが異なる。
不登校者が自動的にひきこもりになるわけではない。
こもっている人の最大半分ぐらいは不登校経験者ではある。
不登校サポートが充実すれば、社会的ひきこもり問題の解決に寄与するだろう。
性別は男性が多いけど、だからといって女性がいないということではない。むしろ社会参画している人のうち社会的ひきこもりに親近感を持つのは女性の方が多い。
※個人的には、別の形で生きづらさが表出されていると思う。
年齢は高くなっている。高齢化と言っていい。比例して家族(親)も高齢になっている。支える力が弱くなっている。
社会的サポートが必要だ。
日本だけの出来事ではなく、韓国でもこもっている人は少なくない。
都市部も地方も地域差はみられない。
つまり、どこの人でも、男も女も、若いのも高齢でも、人はこもるのです。
誰も嫌な出来事からは距離を置こうとするでしょ。
嫌な出来事ばかりがたくさんあると、結果、そんな社会から身を引くことになるだけなのです。
社会的ひきこもりは、医療分野から問題提起されてきた概念。
だから、労働分野から提起されたニートとは本来的な意味合いが異なる。
不登校者が自動的にひきこもりになるわけではない。
こもっている人の最大半分ぐらいは不登校経験者ではある。
不登校サポートが充実すれば、社会的ひきこもり問題の解決に寄与するだろう。
性別は男性が多いけど、だからといって女性がいないということではない。むしろ社会参画している人のうち社会的ひきこもりに親近感を持つのは女性の方が多い。
※個人的には、別の形で生きづらさが表出されていると思う。
年齢は高くなっている。高齢化と言っていい。比例して家族(親)も高齢になっている。支える力が弱くなっている。
社会的サポートが必要だ。
日本だけの出来事ではなく、韓国でもこもっている人は少なくない。
都市部も地方も地域差はみられない。
つまり、どこの人でも、男も女も、若いのも高齢でも、人はこもるのです。
誰も嫌な出来事からは距離を置こうとするでしょ。
嫌な出来事ばかりがたくさんあると、結果、そんな社会から身を引くことになるだけなのです。
【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
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当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
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