トラウマケアのこと 6 筆記
2017年08月28日
効果的なトラウマケアについて、自分の体験と照らし合わせてみるシリーズです。
前々々々回は少林寺拳法体験。
前々々回は、演劇体験です。
前々回は、自助グループです。
前回は、TA・交流分析です。
今回は、筆記・ライティングです。
トラウマに限らず、困難状況に陥った場合、客観的に自分を見直すことは効果があると言われています。
また、筆記・ライティングは心の整理をするのに昔から効果的と定評があります。
そして、日々の出来事と思いを記す日記を書くことが勧められているのも上記のような理由からなのでしょう。
私は、学校に上がる前から、何かを描くことが好きでした。
想像力がとてもスゴく、※若干かい離的なのでアブナイのですが
それを絵に描くのが好きでした。
小学生の頃は、漫画クラブとかに入っていたり、小説もどきの作文を毎日のように書いていたりした記憶があります。
絵は上手な方だったのですが、思春期になると、なんだかエグイ作風になりそうなので、絵をやめて、作文の方に移った記憶があります。
なんとなく心が荒れているのが分かっていたのでしょうね。それを表出することをはばかったのでしょう。
作文だと、表現はずいぶんと難しくなります。
絵だと直接的に訴えられるところが、文だとそうはいきません。
この手間が気に入ったのでしょう。生の心からだいぶ距離を置いた形で自己表出できるからですね。
そんなこんなで、書くこと、自分の頭の中や身体の中のナニカを言葉にして記録すること。
の魅力に取りつかれた私は、ずっと書いています。
ひきこもってた頃は、日記を付けていました。
PCが手に入ってからは、ホームページを。
自助グループではニュースレターを。
こもっていた時の記録と自助グループの記録として、『こもって、よし!』を。
今でのこのブログを。
書いています。
そうして、自分の心と身体で感じたことや考えたことを言葉にして記録しています。
自分を振り返って、なぜ案な気持ちになったのか?
なぜあんな行動をしたのか?
どうしてあんな考えをしたのか?
その時の身体の具合はどうだったか?
いつも気づきを得ています。
そのたびに、一つ心が軽くなっています。
さて、トラウマケアには書くことが効果的だとされています。
自分に何が起きたか、自分は何をしたかったか、
自分に何ができたか、自分には何ができなかったか
相手に何をしてほしくなかったか、何をしてほしかったか、
いろんな気づきが得られます。
きっと、書くことが、落ち着いて、主導権を持って思考整理する作業だからでしょう。
それは、トラウマ反応に拮抗します。
トラウマに支配されない生活を送る。
筆記・ライティングは、そのための効果的な手法なのでしょう。
こう考えると、
私にとっての筆記・ライティングは、まさしくトラウマケアでした。
参考:身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法
( べッセル・ヴァン・デア・コーク著 柴田裕之訳 紀伊國屋書店 2016)
前々々々回は少林寺拳法体験。
前々々回は、演劇体験です。
前々回は、自助グループです。
前回は、TA・交流分析です。
今回は、筆記・ライティングです。
トラウマに限らず、困難状況に陥った場合、客観的に自分を見直すことは効果があると言われています。
また、筆記・ライティングは心の整理をするのに昔から効果的と定評があります。
そして、日々の出来事と思いを記す日記を書くことが勧められているのも上記のような理由からなのでしょう。
私は、学校に上がる前から、何かを描くことが好きでした。
想像力がとてもスゴく、※若干かい離的なのでアブナイのですが
それを絵に描くのが好きでした。
小学生の頃は、漫画クラブとかに入っていたり、小説もどきの作文を毎日のように書いていたりした記憶があります。
絵は上手な方だったのですが、思春期になると、なんだかエグイ作風になりそうなので、絵をやめて、作文の方に移った記憶があります。
なんとなく心が荒れているのが分かっていたのでしょうね。それを表出することをはばかったのでしょう。
作文だと、表現はずいぶんと難しくなります。
絵だと直接的に訴えられるところが、文だとそうはいきません。
この手間が気に入ったのでしょう。生の心からだいぶ距離を置いた形で自己表出できるからですね。
そんなこんなで、書くこと、自分の頭の中や身体の中のナニカを言葉にして記録すること。
の魅力に取りつかれた私は、ずっと書いています。
ひきこもってた頃は、日記を付けていました。
PCが手に入ってからは、ホームページを。
自助グループではニュースレターを。
こもっていた時の記録と自助グループの記録として、『こもって、よし!』を。
今でのこのブログを。
書いています。
そうして、自分の心と身体で感じたことや考えたことを言葉にして記録しています。
自分を振り返って、なぜ案な気持ちになったのか?
なぜあんな行動をしたのか?
どうしてあんな考えをしたのか?
その時の身体の具合はどうだったか?
いつも気づきを得ています。
そのたびに、一つ心が軽くなっています。
さて、トラウマケアには書くことが効果的だとされています。
自分に何が起きたか、自分は何をしたかったか、
自分に何ができたか、自分には何ができなかったか
相手に何をしてほしくなかったか、何をしてほしかったか、
いろんな気づきが得られます。
きっと、書くことが、落ち着いて、主導権を持って思考整理する作業だからでしょう。
それは、トラウマ反応に拮抗します。
トラウマに支配されない生活を送る。
筆記・ライティングは、そのための効果的な手法なのでしょう。
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( べッセル・ヴァン・デア・コーク著 柴田裕之訳 紀伊國屋書店 2016)
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【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
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当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
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