星の王子さまにリーダー論を学ぶ

2016年03月26日

 いわゆる外国の童話や絵本には縁遠かった私聞風坊ですが、
最近『星の王子さま』(サン=デグジェベリ作 内藤濯訳 岩波書店 1998)を読んだのでした。

 全体的になんだか切ないトーンなのに少々ショックを受けながら読み進んでいると、

 おぉ、そうだ! と膝を打つ一文がありました。

「ぼくはね、花を持ってて、毎日水をかけてやる。(中略) 火山のすす払いもする。(中略) 
 ぼくが、火山や花を持ってると、それがすこしは、火山や花のためになるんだ。だけど、きみは、星のためには、なってやしない・・・」(p75)

 夜空の星々を自分のものとして、自分の手もとに抱え込むことに熱心な実業家に、王子様が言った言葉です。

 ナニカを所有している人は、所有したナニカからしてもらうことばかりに熱心で、
 自分が何かしてやることに意識を向けることは少ないようです。

 例えば、

 会社の社長さんはじめ部下を持つ人。
 社員・従業員・職員が働いて職場や会社の役に立つかどうかばかり意識していて、
 自分が部下のために何かしてやる気持ちはあまりないかもしれません。

 NPO・ボランティア団体の代表。
 志を一にする会員、スタッフのために自分が何ができるか?

 自助グループのリーダーは、
 メンバーの成長のためにサービスするのが仕事だ。
 そう学びました。

 自分の管理下にある部下、職員、メンバーが、

 仕事しやすいように、

 能力を発揮できるように、

 新しい能力を獲得できるように、

 リーダーである自分に何ができるか?

 星の王子様の発言から、リーダーシップ論を考えたのでした。
 
 


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