日本人は怒りの表情に悲しみを感じるらしいという研究の話

2020年03月13日

佐藤弥・こころの未来研究センター特定准教授ら(京都大学 2019)による調査の結果が公表されています。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/190212_2.html

これによると、人の基本的な感情6種について、
アメリカの第一人者ポール・エクマン博士の研究とは少し違った結果になったようです。

まず、
日本人は、すべての基本感情について、おおむね控えめな感情表出つまり表情をするようです。

欧米の人の表情がオーバーな感じがするとは昔からよく言われていましたが、
客観的にもそうみたいです。

さらに興味を引くのは、
それぞれの感情には、他の感情も含まれている。
ように感じることです。

例えば
怒りの表情に、悲しみも感じるとか。
逆に怒りの表情に、悲しみを感じたり、中性(※無感情?)な印象を持ったり 

嫌悪の表情には、怒りと悲しみを感じるとか。
驚きの表情に、恐怖を感じるとか。

家庭内暴力の話では必ずと言っていいほど指摘されるのが、
怒りの暴力の裏にある悲しみ、寂しさです。

一次感情と呼ばれるこの心の奥の感情に触れることが問題の解決の肝と言われています。

この研究によると、
人は、表情からその人の心の奥の感情を感じ取れているようです。

と言うことは、
私たちは、日々出会う人たちの、
表面的な感情の奥の気持ちを思いやることができそうだということですね。

人間の感知力のすごさを再確認した思いです。


タグ :表情感情

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