障害者への合理的配慮のこと 3

2015年10月03日

 合理的配慮について考えたことの3です。

 私たちは、普段、存外、お互いに合理的な配慮をして暮らしているのでした。

 さて、この合理的配慮。
 話題になる時は、
どうも、配慮の負担の大きさが問題になった時のようです。

 メガネやマスクや、負けた巨人の話をしない程度は学校や職場の負担にはならないでしょう。

 でも、
 スロープを設置する。

 注意を集中させるために黒板の周りに展示物を飾らない。

 周りの音が全部聞こえてしまうので、遮断のためにヘッドフォンして授業や仕事することを許可する。

 急な心身の変調によるドタキャンをよしとする。
 
などとなると、配慮のための負担はちょっと大きくなるかもしれません。

 合理的だと頭では分かっていても、
負担が増加するから配慮するのに二の足を踏む。

 そんな心理も合理的と言えば合理的。自然です。

この項続く。



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