人に優しくすることで心を保っていた

2014年04月18日

 アダルトチルドレンは、自分を他人に合わせるのが特徴です。

 自分のやりたいこと、自分の気持ち、自分のタイミング、自分の大切なことなどなど。

を後ろに退いて、

 相手のやりたいこと、相手の気持ち、相手が今やって欲しいなら自分が今やっていることを中断してでも相手の望むタイミングで、相手の大切なことなどなど。

 を前面にして相手と交流します。

 これは、子どもの頃からの習い性で、
親などの自分と重要な関係にある人がアルコール依存症などのため、
こういう交流でないと、自分の安全が確保されなかったからですね。

 さて、私は最近幸福について勉強しています。
その中で、人が幸福を感じる時は誰かに優しくしている時という調査結果がありました。

 私たちは、優しい気持ちで人に接していると幸福を感じるようです。

 このことと、アダルトチルドレンの特徴とを関連づけて考えてみたら、

 私たちアダルトチルドレンは、そうして幸せを感じていたのかもしれない。

という思いに到りました。

 それが、
絶対的に不利な関係にあって、
大人の言いなりにならねば、それが習い性になるほどに自然にできるようにならねば、
しばしの安全を確保し生き延びることが難しい危険な状況の中で身に付いた業(わざ)であったとはいえ、

その行為は、私たちに心地よさを体験させていたのではないか。

 そんな風に思えるようになったのです。

 それは、自分の力で幸せを生みだしていた。

ということでもあるようです。

 アダルトチルドレンについての新しい気づきでした。
 


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