ワンストップ相談が普通の相談とちょっと違う話
2020年12月04日
ワンストップ相談というのは、どんな相談でも受ける相談です。
都合、
守備範囲は絶大に広い!
あれもこれもそれもどれもなんでもかんでも受けるから、困難が生じて相談に来た人が、たらい回しにあわなくて、その相談機関一ヶ所のみにつながっていればいい。
一ヶ所にとどまっていればイイ。
つまりワンストップでいいからです。
※もちろん建前上。
このサービスが取り沙汰されるようになったのは、
複雑多岐な問題が絡み合っての困難が生じている人たちが多くなってきたからという面もあるようです。
または、その人たちのために、(たらい回しせずに)なにかせにゃいかん!
と世の中が思うようになったからかも。
相談に来る人(相談者)は、自分にかかわる問題が複雑多岐なので、
何がどう関わり合っているか、どんな影響を与えあっているかよく分からなくなっていることがほとんど。
つまり、混沌としている。
カオス状態。
この相談を受けるのだから、
相談支援者は、これまでのように、相手の力に頼ることができません。
病気みたいだから病院に行こう!
これは法律上の問題だから弁護士に行こう!
学校での問題だから学校の先生に行こう!
行政手続きのことだから市役所に行こう!
と相手がドンピシャの相談窓口を探り当てて、
つまり、相談を受ける側にとっては、自分たちが設定した対象どおりの相談者が来て、
ある程度問題が整理されていて、
だから、どのようにすればいいかのパターンが決まっている相談応答すればいい。
内科の先生が、どうされました?
と訊くのは、身体の不調についての質問です。
携帯料金滞納が解決したかどうかについてではありません。
それは専門外だからです。気にしなくていいんです。
身体の不調の改善だけに集中するのが仕事だからです。
でも、ワンストップ窓口では、これができないことが多いのです。
身体も悪いけど、携帯料金もあるし、これから親の病院付き添いもあるし、転職もしないと・・・。
相談者は、
何を相談に来たのかが不明瞭。
と言うか、困りごとがいっぱいありすぎて、なにから相談していいか分からない。
自分がなにに困っているのかすら分からなくなっていることも。
このため、支援者は、
自分が何をすればいいのかが不明確。
な状態で相談開始となります。
※カオスな中でとにかく相談を受け支援開始せねばならない状況に追い込まれる!
例えば、
補助金申請ですか?
就労支援ですか?
の問いに明瞭に答えられない。
お金があればいいですけど、
それで解決するとも思えないし。
就労は今のところしているし。
あ、子どもは今不登校ですが・・・。
65歳の母親がパートでもしようかと言い出しているけど、
父親の介護で手一杯だからやめとけばと言ってるんです。
みたいな。
主訴がはっきりしていない相手に手を焼く支援者。
一体何を求めてきたんだこの人は?
ってな気分。
都合、いろいろな情報を提供し、
「また、なにかあったらいつでもおいで下さい」
て終わり。
になりがち。
こういうことから、
ワンストップ相談支援者は、
これまでの相談を受ける形態、受ける心構えを改めて、
より積極的に、問題を明確にしていく段階から手をつけねばなりません。
受身から自ら進んで積極的に質問する支援姿勢ですね。
傾聴主体から質問主体に切り替える。
つまり、
発見されて、明確に整理された問題
取り扱えるようにすでにもう加工された問題、
を相談支援するのではなく、
※そんな状態ではないから
まだ未整理の、生々しい、進行中の、悪化中の、多種多様で複雑な
問題(支援ニーズ)を発見する力が必要なんです。
ワンストップ相談員は!
一言でいうと、
発見する支援。
これなんです。
都合、
守備範囲は絶大に広い!
あれもこれもそれもどれもなんでもかんでも受けるから、困難が生じて相談に来た人が、たらい回しにあわなくて、その相談機関一ヶ所のみにつながっていればいい。
一ヶ所にとどまっていればイイ。
つまりワンストップでいいからです。
※もちろん建前上。
このサービスが取り沙汰されるようになったのは、
複雑多岐な問題が絡み合っての困難が生じている人たちが多くなってきたからという面もあるようです。
または、その人たちのために、(たらい回しせずに)なにかせにゃいかん!
と世の中が思うようになったからかも。
相談に来る人(相談者)は、自分にかかわる問題が複雑多岐なので、
何がどう関わり合っているか、どんな影響を与えあっているかよく分からなくなっていることがほとんど。
つまり、混沌としている。
カオス状態。
この相談を受けるのだから、
相談支援者は、これまでのように、相手の力に頼ることができません。
病気みたいだから病院に行こう!
これは法律上の問題だから弁護士に行こう!
学校での問題だから学校の先生に行こう!
行政手続きのことだから市役所に行こう!
と相手がドンピシャの相談窓口を探り当てて、
つまり、相談を受ける側にとっては、自分たちが設定した対象どおりの相談者が来て、
ある程度問題が整理されていて、
だから、どのようにすればいいかのパターンが決まっている相談応答すればいい。
内科の先生が、どうされました?
と訊くのは、身体の不調についての質問です。
携帯料金滞納が解決したかどうかについてではありません。
それは専門外だからです。気にしなくていいんです。
身体の不調の改善だけに集中するのが仕事だからです。
でも、ワンストップ窓口では、これができないことが多いのです。
身体も悪いけど、携帯料金もあるし、これから親の病院付き添いもあるし、転職もしないと・・・。
相談者は、
何を相談に来たのかが不明瞭。
と言うか、困りごとがいっぱいありすぎて、なにから相談していいか分からない。
自分がなにに困っているのかすら分からなくなっていることも。
このため、支援者は、
自分が何をすればいいのかが不明確。
な状態で相談開始となります。
※カオスな中でとにかく相談を受け支援開始せねばならない状況に追い込まれる!
例えば、
補助金申請ですか?
就労支援ですか?
の問いに明瞭に答えられない。
お金があればいいですけど、
それで解決するとも思えないし。
就労は今のところしているし。
あ、子どもは今不登校ですが・・・。
65歳の母親がパートでもしようかと言い出しているけど、
父親の介護で手一杯だからやめとけばと言ってるんです。
みたいな。
主訴がはっきりしていない相手に手を焼く支援者。
一体何を求めてきたんだこの人は?
ってな気分。
都合、いろいろな情報を提供し、
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て終わり。
になりがち。
こういうことから、
ワンストップ相談支援者は、
これまでの相談を受ける形態、受ける心構えを改めて、
より積極的に、問題を明確にしていく段階から手をつけねばなりません。
受身から自ら進んで積極的に質問する支援姿勢ですね。
傾聴主体から質問主体に切り替える。
つまり、
発見されて、明確に整理された問題
取り扱えるようにすでにもう加工された問題、
を相談支援するのではなく、
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ワンストップ相談員は!
一言でいうと、
発見する支援。
これなんです。
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【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
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当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
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