トラウマ反応で常に興奮してる話

2020年06月20日

トラウマ反応のうち、日常に影響を与える過覚醒についての体験に基づくざっとした私的解説です。
参考程度にどうぞ。

人は危機に接すると、
身体は危機モードに切り替わります。
身構え・闘争・逃走・フリーズなどのモードがあります。

特に、
ヤバイ!
そんな状況がしょっちゅうだった場合、
身体は、危機モードで暮らすことが通常になっているでしょう。
いつも危機モード。

危機モードは、
そこらじゅうに意識を向け、いち早く危険を察知する状態が基盤です。

見えるもの、聞こえるもの、臭うもの、味わうもの、皮膚で感じるもの、身体の内部で感じるものなどの中に危険の徴候を見つけようと必死な状態です。
この状態を過覚醒状態と呼びます。

だからか、
好みの映画やドラマは戦闘シーンや格闘シーンが多い物。
好きな本も結構強烈な内容。
甘ったるいきれいごとのドキュメンタリーよりも、救いようのない状況の実話を好む。
探していたのはコレだ! 求めていた刺激はコレだ! 的に。
危険いっぱい、アドレナリン出まくりで。

そのような状態なので、過去の記憶も、闘争や、攻撃や、被害などの、緊張場面を思い出しやすくなります。
それは、日常生活に不意に瞬間的に入ってくる形を取ります。
侵入症状またはフラッシュバックと呼ばれています。

また、人や社会や未来に対するイメージもその闘争的な緊張状態を反映したものになり、
攻撃や被害など争いのイメージを抱きやすくなります。

気がつくと、心臓がドキドキしたり、鼻息が荒くなったり、独り言でケンカしていたりしているかもしれません。
過覚醒によるイメージへの没入。
今ここの現実から離れた世界に意識があるので一種の解離状態といえるでしょう。

フリーズ状態の心拍が落ちて呼吸がゆっくりで意識がない解離状態とはちょっと違う解離状態です。

不快な状況をイメージしていて、闘争的なので、
無意識に、不意に、
自分の身体を叩くなどすることがあるかもしれません。
戦闘的な状態だからです。

そうしたら、少しスッキリする。
闘争モードが少しゆるむ。

ストレスなどで疲れがたまっていると危機モードに替わりやすいようです。
つらい現実から逃避する。
危険いっぱいの現実を回避する。
そんな意味合いがあるのかもしれません。

フラッシュバックが多くなったり、空想の世界に没入することが多くなったりしたら、
休息を取るようにすることが、いの一番の対策です。







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