宮崎県ひきこもり地域支援センターの報告書について思ったこと 2

2019年10月30日

国のひきこもり対策推進事業にもとづいて、
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/hikikomori/index.html

宮崎県ひきこもり地域支援センターは、宮崎県精神保健福祉センター内に設置されています。(平成26年7月~)
http://seihocenter-miyazaki.com/hikikomori.html

先日、平成26年7月~30年6月までの4年間の支援状況についての報告書が公開されました。
上記URLの最下部にあります。

これについて、思うところを記します。その2

相談は、まず電話から始まる場合が9割で、予約なしの来所もあるそうです。
なんとなく分かります。
とにかくセンターに行ってみる。手順を踏んでいたら気持ちが萎えてしまうから。
そんな気持ちの現れのような気がします。

相談してきた人は、本人以外の家族(とりわけ母親)が7割、
関係機関から1割、の割合。
本人からもあったそうです。

その内、
いきなりセンターに相談したのではなくて、どこか別の相談機関に行って、そこで紹介された場合が6割ほどみたいです。

ということから、
より身近な相談機関(一次窓口)の充実が重要に思えます。

それから、
相談してきた人は宮崎市在住の人が6割。
となると、
宮崎市が単独でひきこもり支援事業してもいいようですね。

この理由として、
センターが宮崎市に設置されているからという分析がなされていました。
となると、他の市町村の人は地理的に遠いからセンターに相談しづらいということなので、
他の市町村で相談や支援が受けられるように、センターというか県は対策する必要があるということになりますね。

さて、
相談者の主な訴えは、子どもに対する対応方法と将来の不安についてだそうです。
本人の精神状態を尋ねた項目から、家族が本人のどんなことに困っているかというと、
暴言・暴力・イライラしてることみたいなので、
それらへの対応を教えてほしいという気持ちが強いようです。

逆に言うと、
そういう激しい行動がない場合は、相談する気持ちにならないのかもしれません。

報告書では、
ひきこもり重篤度と称して、本人が外出できている程度といろいろなこととの関連を分析しています。

それによると、
本人が外出ができる場合は、初回相談に行く年齢は高いという分析結果が出ています。
そこそこ外出して、小さく穏やかに過ごしていると、おおごとじゃなさそうに見えるので、支援につながりづらくなっているようですね。

ひきこもりも軽いようだから大丈夫と思っていると、
年齢が上がり健康面や就労面で選択肢が狭まってから支援が始まることになりかねません。
注意せねばならない点ですね。

つづく


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