巻き込んで! と口にする人を信用しない話

2019年08月05日

 市民活動や、社会運動など、社会をよくする運動をしている人が、

 割とよく使う言い回しの一つに、

 「巻き込む」

 があります。

 個人的には、
 とても嫌いな使われ方です。

 なぜなら、
 巻き込むって、

 相手の事情とか、

 感情とか、

 都合とか、

 ほぼ大事にせずに、

 自分の思いや事情に、

 無理矢理相手を参加させる意味合いを持つ言葉だからです。

 巻き込まれた方は、
 あれよあれよといううちになんだかこうなっちゃいました。

 みたいな感覚を持ちます。

 自分の、
 知らぬ間に、無意識に、
 気がつけば関わっていた。
 そんな感じ。 

 巻き込み。
 だからとても暴力的な要素を多く含む言い回し。

 都合、
 暴力的な意図も含みます。

 これが、

 子どもの貧困、
 生活困窮問題、
 DV問題、
 ハラスメント問題。
 ひきこもり問題、
 不登校問題、
 環境汚染問題、
 原発問題、
 いじめ問題、
 などの解決。
 などなど、

 社会をよくしていく運動の場面で使われるとき、

 正しいこと、素晴らしいこと、民衆が望んでいること、
 の裏に潜む、正義のためなら少々荒っぽいことしてもいいという
 正義の暴力のニュアンスを感じてしまいます。

 なんだかみんなを欺いている感じすら。

 だいたい、
 巻き込まれて参加するようになった社会運動。

 無意識に参加するようになった。志願して参加したわけじゃない。
 そんな気持ちの人たちが行う運動に、
 はたして意味があるのだろうかと考えます。

 そんなこんなで、

 「協力を求める」
 という表現をなぜ使わないのか?
 いつも疑問です。

 昔から使われている他の穏当な表現があるのに、
 あえて巻きこむを使う人の心の内に、闇を感じ取るのでした。
 


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