学校に行かせたがる、働かせたがる親の気持ちとその子の気持ち

2019年07月25日

 不登校やひきこもりやニートなどと呼ばれる子どもを持つ親の人のほとんどが、

 子どもを学校に行かせたがったり、

 外に出させたがったり、

 働かせたがったりと、

 執拗に、必死に、子どもに働きかけます。

 あの手この手で。

 専門家から知恵を引き出そうと鵜の目鷹の目で講演会に行ったり、
相談したりして。

 それはなぜかというと、

 子どもが今の状態だと、

 親の私の心が安らがないから。

 みたいです。

 だから、
 親の私の心が安らぐために、

 子どもには変わってもらわねばならない!

 学校に行ってもらわねばならない。

 外に出てもらわねばならない!

 働いてもらわねばならない!

 ようです。

 そんな親の心を見透かして、子どもは、

 関係ねーし!

 そら、あんたのことわー!

 なんて稚拙な言葉遣いで言うかも知れません。

 親のあんたの気持ちの問題だから子どもの自分には関わりようがない、どうしようもない。

 って意味で。

 将来に強く不安を感じるパニック寸前のそんな親の影響を受けた子どもは、

 自分の将来について希望を持って考えられなくなるかもしれません。

 将来のことを考えることととパニック寸前の不安な気持ちがセットになった状態に日頃から触れているからです。

 落ち着いて、希望を持って、一つ一つ段階を追って、将来を考えるのではなく、

 とにかく学校行って! 働いて! このままじゃ将来はほんとにもうダメだ!
 
 という風に、恐怖におびえる気持ちだけが先行して、

 恐怖から逃れることを一番に考えて、

 とにかく校門まで行く、とりあえずバイト雑誌を買ってくる、まずはネットを解約するゲーム機を捨てるなど、

 緊急避難的に目先の問題を片付けることばかり繰り返して、

 いっしょに将来をのことを順を追って考えることをあまり経験していないからです。

 そんな子どもは、
 自分の将来のことについて、どうやって考えればいいかを知りません。
 きちんと考えた経験がないからです。

 特に、一番親しい大人である親が、手本ともならず考えることに協力もせず、

 自分の気持ちが楽になるために、ひたすら子どもに要求ばかりしているからです。

 自分を助けてくれと言わんばかりに。

 自分にはまったく要求しない。

 私のことはいいんです。子どもが働いてくれさえしたら。

 自分のことは考えたがらない親。

 にも関わらず子どもには、考えることを強く求める。責めるように。

 あんた、自分の将来のこと考えてるの?!

 親はいつまでもいないんだよ!

 私が死んだあとが心配だわ!

 だから、どうにかしなさい!

 今のあなたじゃダメ!

 あんたのことよ!

 自分の将来をどうやって考え実現していっていいのかを知らない子どもに対して。

 その能力を育ててこなかった自分のことは考えず。

 子どもと一緒に将来のことをきちんと考える。
 そのチャンスはいくつもありました。

 これからもあります。

 逃す理由はありません。

 自分と子どもの心の平安のためにも。






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