ひきこもり特集番組を見ての感想列記

2019年07月15日

 とある30分番組を見ての感想です。

 番組は、ひきこもり問題が解決できなくて、次世代の宿題になってしまったという切り口です。
 トーンとして、ひきこもり当事者の声を聞き、いい支援法について話し合い、当事者の明るい希望で締めくくる構成です。

 いろいろ感ずるところがあり、いくつもメモしていたので、改めてここに記します。

 当事者に自意識はないのか?
 社会が変わったから(家から)出て来て、社会が変わらないから出られないなんて。

 ひきこもりの当事者は、長年悩み苦しんでいるから、
 そこから解放される社会を作れるかが求められている。
 って、

 悩み苦しむことは成長の糧となることもある。
 自分のことで悩み苦しまない社会のどこがおもしろいのか?
  
 片付けられなかった課題を宿題として早くも次代に先先送りする宣言をした番組。

 当事者と支援者が同じテーブルを囲んでいるが、よく見ると扱いが違う。
 当事者への配慮と、支援者への配慮の質なり量なりが違う。
 例えば、当事者は年齢テロップが出るけど、支援者は出ない。
 とか。

 この感覚が、壁を作っている。
 永遠に乗り越えられない、行き来できない、取り払われない。
 無意識の心の壁。

 当事者は支援者から大事にされるべき。
 社会は当事者を大切にすべき。

 なぜなら、
 当事者は弱者だから。

 その期待に立派に応える当事者。

 昔からありがちな
 障害者福祉番組の構成。
 障害者福祉の意識。

 障害者は弱者。
 障害者は優しく扱われないと何もできない人。
 障害者の意見は清く素晴らしい。
 これらは昭和の障害観。
 
 昭和の障害観をいまだに引きずったまま平成を終えようとしている。
 昭和にとらわれている。
 これこそまさに平成が残した宿題。

 令和に遺産として継承された感じ。



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この記事へのコメント
ローリングさん コメントありがとうございます。 リンク付きは掲載できないのでお返事だけ。
良い面も悪い面もあるのがメディアなので、受け取る側が発信された情報に振り回されないように、リテラシー力をつけることが肝心なようですね。いい情報を逃すのはもったいないですもの。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2019年07月18日 06:44
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    コメント(1)