昼夜逆転は生活音からの逃避じゃないか

2019年06月30日

 世間から目の敵にされている昼夜逆転生活。

 でも、こもっている人にとってはとっても大切な生活スタイル。

 なぜなら、
静かで穏やかな時を過ごせるから。

 先日、
 久しぶりに朝寝坊して、家の生活音を聞きながら布団の中で過ごしました。

 家族の足音やら、テレビの音やら、食事の用意の音やら、ドアの開け閉めやらが聞こえてきます。

 そのときふと感じたのです。
 
 あ、これ、プレッシャーを感じる。
 
 まったく私とは関係のない暮らしの音です。

 まったく私に危害を及ぼす意図のない音です。

 でも、なんだか追い立てられているような、せかせかせかされているような、

 そんな感覚になったのです。

 久しぶり。

 こもっていたとき以来。

 家族が立てる日常の生活音を聞いて平和を感じ安心を得る人は少なくないと聞きます。

 でも、こもっている人は逆なのかもしれません。

 家族の生活音で不穏な気持になる。

 同様に、社会の活動音で不快な気持になる。

 車の音、学校のチャイム、登下校時の声、ご近所さんの立ち話、工事の音、などなど。

 そんな日中の日常の音が、とてもつらい。

 だから、日中は眠っている。

 そして夜間に起きている。

 静かな穏やかな時間を過ごすために。

 そんな気づきがあったのでした。



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Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)ひきこもる
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