就労に生活リズムは関係ないんじゃないかという話

2019年05月25日

 ニートやひきこもりの支援にあって、就労支援は主軸です。

 ニーズのあるなし効果のあるなしに関わらず、国の方針としては主軸なんです。

 そしてこの時、まっ先に取り組むべき事柄として、生活リズムがあります。

 なぜかこれがまっ先に取り組む事とされています。

 例えば、朝起きる。夜眠る。

 3食食べる。

 適度な運動をする。

 健康診断にいく。

 などなど。

 を就労支援でやります。

 この方針を聞くとき、きっと多くの支援を受ける人たちは下記の事を思うでしょう。

 夜勤の人いるんじゃね?

 また、
 働いた経験のある人ならおおよそ下記の事を知っています。

 夜更かしして遅刻寸前で職場に行っている勤め人はとても多い。

 3食きちんと食べている労働者は少ない。

 二日酔いで出勤した経験のない人は少ない。

 適度な運動をしている社会人はめったにいない。

 残業続きで、帰宅時間がまちまちで、家にいる時間もあまりない人は少なくない。

 つまり、実際に働いている人は、おおよそ、

 生活リズムは乱れているという事を。

 (理想的な)健康状態でもないと言う事を。

 にも関わらず、
 なぜか生活リズムの改善をまっ先に取り組む事になるニート・ひきこもり就労支援の不思議。

 どうやら支援の前提が、
 生活リズムが整えば働ける。整っていないから働けないという設定だからみたい。

 でもこれ、問題があるんです。
 生活リズムが整うまでは働かなくてもいい。
 なぜなら、リズムが整ってないと働けないから。
 と言う意味にもなるんです。

 就労支援としての説得力のなさからも、
 動機づけの低さからも、
 支援効果の低さからも
 そんなこんなで、
 就労支援場面で、就労するための条件として生活リズムが整うこと事は必須ではないと思うのです。

 ぶっちゃけ、仕事するならば、私生活は関与しない。
 が職場・仕事の大原則だし。

 ゆえにむしろ、
 仕事があるから生活リズムを整ってくる面の方が強いような。

 そんなこんなでだから、
 就労支援は、マッチングじゃないかと思うのです。
 今の状態で働ける職場とマッチングする事。

 そんな
 理解と配慮のある職場。
 で自分の力を発揮して仕事するために、自分は何をせねばならないか?

 そうして、
 自然と生活は整ってくるように思えます。







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この記事へのコメント
ターゲットさん まとめてお返事しますね。
 事件が起きた→犯罪者は異常な人たち→社会は防衛を、その人たちの排除を。 これに声明で対抗する当事者関係者。 一時的に議論紛糾してこれといって対策もなく忘れられる。
 ※もう千葉の小学生の事件が薄れかけている。
 という昔からのパターンを繰り返していますね。
 経験的に、だからといってひきこもり狩りが標準的・本格的になることはないと思っています。
 NHKは近年特に、ひきこもり問題に力を入れているので、大きく取り上げるのですが、よかれと思ってやっているのが裏目に出ている感じもします。当事者側の声が犯罪擁護・言い訳がましく聞こえてしまう。
 とはいえ、 社会が自分たちを疎んでいるとしてこもる人には、実はうってつけの状況となったと思います。
 ほらやっぱり! だからこもるのは当然だ。と思う人は多いでしょう。
 そうして、自分の味方になってくれる人の手すら振り払う。
 そういう歴史の積み重ねの8050ですね。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2019年06月02日 08:39
連投すみません。

これまでも こもる居場所などなかったのですが、
ますます こもることが許されなくなりそうです。

今朝のニュースでは、
新たに福岡で起きた殺人未遂事件で、
直後に自殺した犯人にひきこもりのレッテルが使われていました。
まるで、ひきこもりUX会議の声明などに反発するように。

たとえ、8050問題対策への一石だなどとしても、後付けの言い訳の感、
発信側の乱暴な意図を感じます。

行政など背景も容認で仕掛け仕向けている?
想像ですが、人が想像することは、その可能性はあるってこと?

世は、少子高齢、財政圧迫、人手不足...
ひきこもり狩りの環境の方が整っているようです。

格差の上位から見れば、社会のお荷物、ごみくずは
さっさと煽って下の者どもを反発させて
処分しちまえっ

年季の入った臆病者は
直感で においを感じます。
Posted by ターゲット at 2019年06月01日 10:41
ひきこもりは犯罪予備軍的印象の報道その後、
5月31日NHKニュース7などでは、言い訳印象かつインパクトの弱い後付け補足がありましたが、
依然、ひきこもりが社会不安となる印象は残り、
放たれたものの大きさをつくづく感じます。
たとえ数秒の報道であったとしても、巨大メディアが発するインパクトは核兵器のようなものなのかもしれません。

「行政は縦割りなくして対応を」などの関連配信なども見かけますが、
果たしてどういう動きとなるのかも心配。
連携してターゲットの情報を共有し、監視なども含めて継続的に対応できるような動きとなる?
危機管理? 防犯対策?
結局は犯罪予備軍視?
Posted by ターゲット at 2019年05月31日 21:45
ターゲットさん コメントありがとうございます。
また痛ましい事件が起きましたね。亡くなった方のご冥福とケガを負われた方の早い回復を願っています。
バッシングは予想されていますので、関係機関はそれぞれ対応するでしょう。
気になるのは、こもる人たちが、こんなだから社会に出れないとか、出なくていいとかと思って、自分の可能性をより固く閉ざすことです。
社会もこもる人も、お互いを恐れ合う気持ちを少しでも小さくすることを願っています。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2019年05月30日 08:45
川崎殺傷事件を取り巻く社会の闇。
5月29日、事件についてのネットニュース
「川崎殺傷 男にひきこもり傾向」

「こもり狩り」がはじまった?
そんな風が垣間見える。
数年前の障がい者殺傷事件の犯人の心根が思い起こされる。

「川崎殺傷 メディアに闇の傾向」
相対的ニュースがあってもいい。
Posted by ターゲット at 2019年05月29日 21:58
ダイバーシティさん
コメントありがとうございます。

ある意味、マッチングだけがポイントのように思えています。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2019年05月26日 08:23
整いました~。

相性、マッチングが整い、生活が整う。
道理で納得。

サンキュー ベリ マッチング~
Posted by ダイバーシティ at 2019年05月25日 20:15
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