こちらの事情を忖度できない親なのでこちらが配慮するしかない話

2019年05月10日

例えば、夜昼関係なく部屋にずけっと入ってくるし、

入ってくるやいなや自分の用件を言い連ねるし、

その内容はたいがい○○してくれない? 
の要望の形をとった○○しろ! の命令だし、

私のことに関するものにも関わらず、

私に一言もなく勝手に書類を申請したり、参加を申し込んだり、手続きしたり、
変更したり、

私宛の私信に返事をしたり、

私が帰宅するやいなや荷物を置く暇すら与えずに矢継ぎ早に用事を言いつけたり、

その要望にすぐさま取りかからないと大騒ぎする。

つまりは、自分と子どもとの境界があやふやな、ある意味まったくない
自分の事情は子どもの事情、
自分の困り事は子どもの困り事、
※でも子どもの事情は子どもの事情で子どもの困り事は子どものこと、
な自分勝手な両親だったので、

そんな私の事情を忖度しない、配慮してくれない親に対応するために、

私はあらゆる事を急いでやる必要があったのです。

早く食べ、早くトイレをすまし、早く着替え、早く勉強し、早く帰宅し、早く用事を済ませ、次の何事かに待機し、

と、

とにかくあらゆる作業を早く終えないと、

やっている最中にもかかわらず、用事を言いつけられるからです。

まったくこちらの事情を気にしない申し出にもかかわらず、

アンタがそうだとこっちが困るという風に、

前の用事を早く終わらせて今言った用事に取りかかることを強く求めます。

早く取りかからねば大騒ぎになる。
よくて不機嫌になる。

それは、私の身の安全の危機です。

親から嫌われるという程度の気持ち上の危機ではありません。

両親の不機嫌は暴力に直結しているので、身の安全が脅かされる生存の危機です。

生存の危機を回避するために、

早く! 速く! 急いで!

何事もやらねばならなかったのです。
急げ! そう決断したのですね。

常軌を逸した両親の要望に対応するにはこれしか思いつきませんでした。

今にして思えば、

自分の不穏な気持ちをどのようにして穏やかにすればいいのか?
子どもの事情とどう都合をつければいいのか?
が分からずに、パニクっていたのでしょう。

そんな両親に、サポートがあっていればと思います。

子どものためにも親をサポートする。

そういう意識は大事です。



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