親が発達障害と言うこと

2019年02月25日

 最近では、自閉スペクトラム症とかも呼ばれるようになってきて、
 いろいろ呼び名が変わる発達障害関係の「困り感」ですが、

 おおよそ、

 自分以外の人の立場に立つのが苦手

 だからか、
 自分のことを他者の視点から客観的にみるのが苦手

 そのためか、
 今自分がどんな気持ちでいるか自分の感情を知ることが苦手

 だから、
 自分が困っていることに気づきづらく、ゆえに何に困っているかが自己理解しづらい。

 そのために、
 もやもや感が蓄積し、不満が溜まり、感情が調節しづらくなる。

 また、
 注意を向ける先を相手と共有することが苦手なので、

 会話のポイントがズレやすく、
 
 自分なりの結論にばかり注意を向けるので、
 
 相手の意図を誤解しやすく、また早とちりや思い込みも多く、

 さらには、
 表情から感情を予想することも得意ではないので、

 今現在の相手の気持ちに配慮した言動に困難をおぼえたりするとされています。

 もし、
 子どもの表情やしぐさなどから感情を察することが苦手

 今現在の我が子の気持ちを汲んだ声かけなどの関わりが難しいとしたら。

 もし、
 自分の感情の調節が苦手で、感情にまかせて大声上げたり時に手を上げたりしてしまうのだとしたら。

 もし、
 ポイントがズレてしまい、どうにも子どもとの意思疎通が困難なときが多いとしたら。

 周囲のサポートが必要でしょう。

 つまり、
 周囲のサポートがあれば大丈夫ということ。

 そうしたら、
 親から共感されない。

 困ったら親(大人・他者)に相談して解決すると言う会話をもとにしたやりとりの経験が不十分。

 親の感情に振り回される。

 親の配慮のない言動に傷つき続ける。

 それらの困難を誰にも分かってもらえずに一人心を閉ざして生きる子ども。

 それあらが
 あまりにも当たり前にいつもいつも続いている状況なので、

 それがどの家庭でも同じ、普通一般と思い、
 自分が困難を抱えていると言うことすら知覚していないかもしれない子ども。

 は、ずいぶんと減るように思えます。

 そうしたら、
 その子たちが希望を持てるように思えます。

 何事も周囲のサポートが大事という話でした。


タグ :発達障害

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Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)発達障害
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