親の望ましい行動を強化する話

2019年02月10日

 子育てやひきこもり支援などで話題の「行動の機能分析」についての記事です。

 一般的には、子どもの普段の行動を親が観察して、

 どんな状況で、どんな風に考え・感じて、どんな行動をして、どんないいことがあって。

 ということを分析し、

 行動のうち、望ましい行動についてはほめると言うことを繰り返すことで、

 望ましい行動=学校に行く、会話する、運動するなど

 を増やすために行います。

 これを、
 子どもの立場から、親に対してやってみたらおもしろいと思ったのでした。

 うまくいけば、
 親は、なぜ自分にいつもいつも嫌がることをしてくるのだろう?

 の疑問の答えが見つかるかもしれません。

 例えば、朝起きていったら、親からため息交じりに
 「今日ぐらいバイト探しに行ったら?」
 と言われたので、ムカついて椅子を蹴っ飛ばして部屋に戻ったとき、

 親は、朝、自分が起きてきたのを見て、
 これは今しか言う機会がない!
 と思って、
 「バイト探しに行ったら?」
 と言ったところ、
 ずっと言えなかったことが言えて気持ちがスッキリした。

 となるでしょうか。
 こんな気持ちの動きがあっての発言だったのだろうと想像します。

 この時、
 今しか言う機会がない! と思ったのだろうと想像することがポイントなんです。

 この切羽詰まった感じ。追い込まれている感じに。
 
 一言でいうと、心に余裕がない状態。

 だから、
 子どもの事情を重視せずに、自分の思いを口から発した。
 そうして胸のつっかえが少しとれた。
 短期的に利益を得た。

 でも、そのことで、子どもは遠ざかっていった。
 少し長い目で見ると子どもとの関係が悪くなってしまうという損害を被る行動だった。

 決して悪気はないのに、望んでもいないのに、
 悪い結末を招く行動をとった親。

 子どもの側にしても、
 親との関係がこれ以上悪くならないことを望む人は多いはず。※きっと
 
 そこで、
 この親の切羽詰まった気持ち、
 心に余裕のない状態を思いやりつつ、

 子である自分の思いを伝え、要望する形で解決策を伝えるために、
 言葉を編んでみます。

 今しかないと思って言ったんだろうけど、今はその話は止めてほしいんだ。
 別の時にその話をしようと思ってるから、
 今は、気分よく一緒に朝を過ごさない?

 こんな風に応じるのはどうでしょう?
 こんな応答ができたら、親子関係が変わってくるように思えます。

 今の状況と、相手の気持ちと、自分の気持ちと、要望を伝えるのですね。

 こんなオトナな返し方。身につけといたらいいんじゃなかろうか。

 親に求めず、自分ができるようになってもいいんじゃなかろうか。
 
 と思ったのでした。



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