消えたいと願うことと身体イメージの話
2018年11月05日
別に死にたいわけじゃないけど、
いえいえ、
死ぬのは怖いし、むしろ死にたくない。
死ぬことには反対。
とはいえ、
消えたい。
消えてもいい。
という感覚を持つ人は、私聞風坊をはじめ少なくないと思っています。
私に限って言うと、この願いは、
意識は今のままでいいけど、
存在を消したい、
見えない存在でいたい、
そうして、
世界中をふわふわ自由に行き来したい、
誰かのそばにいたい、
気に入った場所にいたい、
そんな感じなのです、
この感覚についてだいぶ前から気にしていたのですが、
少し前にふと気づきました。
あぁ、身体が嫌いなんだと。
自分の身体が好きでなく、
それはきっと身体にまつわる嫌なことがたくさんあるからで、
だから、
身体なしで生きられたら、なんだか自由になれそうな気がするのです。
自分の身体について、ほめられた経験がありません。
そのためか自分の体に対する自己評価は低いです。
正直、自分の身体を持てあましています。
だって、
食べないといけない、排泄しないといけない、そこかしこがかゆい、痛い、お腹の調子が悪い、歯磨きしないといけない、呼吸しないといけない、あたまの形が悪い、親から受け継いだもの・・・なんだもの。
精神的に酷い状態のときは、不意に震える、こわばる、胸の中がゾワゾワする、頭がじんじんする、なんてことはざらでした。
身体が思う通りにならない。
身体が不穏で、何をやっているのか分からない。
自分の体について、そんな思いのようです。
ときどきは、
自分の思いを裏切っているなんて思ってるようです。
ホント、身体って扱いづらい!
だから、
身体に縛られている。
そんな感覚もあります。
だから、自由になりたい。
消えて生きたい。
そんな思いなんだなと思ったのでした。
とはいえ、
マインドフルネス瞑想などして、身体からのメッセージを受け取れるようになると、身体が何をしようとしているのかは分かるようになるし、以前よりよろしく身体とつきあえるようにはなってきました。
思いを裏切る身体を嫌いつつ強引に思いに従わせようとするより、
身体に思いを寄せるほうが無理せず楽に暮らせることを知りました。
身体の声に耳を傾ければ、ものすごく役立つありがたいメッセージを発していることを知ったのでした。
自分の身体への悪感覚は、育ちの悪環境のせいであって、身体が悪であったり、自分が悪であったりしたからではないことも。
だってそもそも、
私の身体は価値があるんです。
参考文献
『自傷行為治療ガイド 第2版』(B.W.ウォルシュ 松本俊彦監訳 金剛出版 2018)
いえいえ、
死ぬのは怖いし、むしろ死にたくない。
死ぬことには反対。
とはいえ、
消えたい。
消えてもいい。
という感覚を持つ人は、私聞風坊をはじめ少なくないと思っています。
私に限って言うと、この願いは、
意識は今のままでいいけど、
存在を消したい、
見えない存在でいたい、
そうして、
世界中をふわふわ自由に行き来したい、
誰かのそばにいたい、
気に入った場所にいたい、
そんな感じなのです、
この感覚についてだいぶ前から気にしていたのですが、
少し前にふと気づきました。
あぁ、身体が嫌いなんだと。
自分の身体が好きでなく、
それはきっと身体にまつわる嫌なことがたくさんあるからで、
だから、
身体なしで生きられたら、なんだか自由になれそうな気がするのです。
自分の身体について、ほめられた経験がありません。
そのためか自分の体に対する自己評価は低いです。
正直、自分の身体を持てあましています。
だって、
食べないといけない、排泄しないといけない、そこかしこがかゆい、痛い、お腹の調子が悪い、歯磨きしないといけない、呼吸しないといけない、あたまの形が悪い、親から受け継いだもの・・・なんだもの。
精神的に酷い状態のときは、不意に震える、こわばる、胸の中がゾワゾワする、頭がじんじんする、なんてことはざらでした。
身体が思う通りにならない。
身体が不穏で、何をやっているのか分からない。
自分の体について、そんな思いのようです。
ときどきは、
自分の思いを裏切っているなんて思ってるようです。
ホント、身体って扱いづらい!
だから、
身体に縛られている。
そんな感覚もあります。
だから、自由になりたい。
消えて生きたい。
そんな思いなんだなと思ったのでした。
とはいえ、
マインドフルネス瞑想などして、身体からのメッセージを受け取れるようになると、身体が何をしようとしているのかは分かるようになるし、以前よりよろしく身体とつきあえるようにはなってきました。
思いを裏切る身体を嫌いつつ強引に思いに従わせようとするより、
身体に思いを寄せるほうが無理せず楽に暮らせることを知りました。
身体の声に耳を傾ければ、ものすごく役立つありがたいメッセージを発していることを知ったのでした。
自分の身体への悪感覚は、育ちの悪環境のせいであって、身体が悪であったり、自分が悪であったりしたからではないことも。
だってそもそも、
私の身体は価値があるんです。
参考文献
『自傷行為治療ガイド 第2版』(B.W.ウォルシュ 松本俊彦監訳 金剛出版 2018)
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【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。
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当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
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