2018年08月20日

ひきこもり支援と言えば就労支援だったそうな

 少し前に個人的に判明したことです。
 個人的にリサーチして。
 
 かつて、
 ひきこもりの支援と言えば、就労支援だったそうです。
 ある意味、現在でも継続されているそうです。
 知りませんでした!!!

 これは、全国的な話なのでしょうか?
 少なくとも東京圏ではそうだったようですが。 

 私自身のことを思い返せば、
 ひきこもり自助グループを仲間と立ち上げてやっていた頃に、

 若者自立支援の名目で、宮崎の若者支援現場が動き出して、
 そこに自らアクセスして、NPOに所属して支援に関わることをやり始めたのが2005年。

 ひきこもりを対象の一つにしていましたが、その団体の意識としては無業の若者であるニート支援でした。
 
 当時はひきこもり=ニートと認識されていた時代だったからです。

 その環境下、

 ひきこもりとニートは違います! とNPO組織の内部で言い続け、

 働きたくなった、働く場面に意識が向いている人の(そういう人に限り)就労支援をするように意見し続けた記憶があります。

 働く気力がわかない人に就労支援をしてはならないという意味も含んでいます。

 この頃は、当事者活動ばかりやっていた時期なので、
 当事者の声を届ける役目に意欲満々! 
 な思いの強さが影響していたようです。

 そんななので、
 話せるニート当事者がいるということで、地元マスメディアの取材もたくさん受けました。
 地元ニュース番組にも出ました。コミュニケーション障害のニートという設定で。
 
 正直なところ、特段就労に意識は向いておらず、そんなこんなを事前の打ち合わせで細かく意見交換したにも関わらず、コミュニケーション障害の就労に悩む若者としての取材でした!
 ※社会が求める当事者イメージを引き受けた!

 私はすでにそれなりに社会の仕組みを知っていたので、
 メディアは自分たちの意図に合うようにインタビューを編集するだろうから、
 そうならないよう腹をくくり取材を受けました。

 若者は高度経済成長から始まる現代社会の犠牲になっている。

 学校教育で個性を尊重されなかったことが原因だ。

 みんな働きたいんだ。働く機会がないんだ。

 みんな自己肯定感が低いんだ。だから自己肯定感を上げる支援がイイんだ。

 みんなコミュニケーション障害だ。コミュニケーションの練習が最優先だ。

 メディアが用意したそういうありきたりの結論に持っていかれないように。
※さぞ、取材しづらかったでしょうね。かわいげのない当事者だもの。

 さて、
 ニート支援は別の言葉で言うと若年者就労支援となります。
 一言でいうと若者支援です。

 私が身を置いていた宮崎市の若者支援界では、
 サポステや、若者自立塾や、
 若者の支援をしている人たちのネットワークである支援者ネットなどが徐々に立ち上がっていきました。

 民間団体みんな連携しました。
 若者支援・若年者就労支援=ニート支援という意識で。
 
 最近では、
 若者ではなく、老若男女、当事者・家族区別せず困難を抱える人へ何か手助けをする「その人支援」という形になってきています。

 こんな感じで、
 2000年代初頭に始まった宮崎の若者支援ですが、
 この間ずっと、ひきこもり支援はなかったと私は認識しています。

 私のまわりの支援者は、
 こもる人も含む「若者を支援している」感覚だったからです。

 とはいえ、すでにもう高齢化が取り沙汰されていて、
 私自身も若者と呼ばれるにはちと心苦しい中年にさしかかっていたので、
 ほどなく高齢化の問題にも視点を向けるようになりました。

 でも、どこから手を付けていいのか分からない!
 高齢化と言っても介護問題とはちょっと違う。
 はてさてどうすると困っていたところ、ふとひらめきました。

 子が高齢となれば、親も高齢なので、親の福祉サービスをひきこもり支援の入口にしよう!
 逆転の発想です。

 すぐさま、
 当時市内2ヶ所しかない地域包括センターにアクセスしました。

 予想通り福祉現場の人は居宅しているサービス利用者の子どもと思われる誰かをどこにつなげればいいかで悩んでいました。

 これはもう、若者支援と言うより親子二代支援の様相です。

 支援のカテゴリーで言うと、
 介護支援、生活支援、医療支援・・・となるでしょうか。

 そんな暮らし向きだからお金がたくさんあるということを前提にできません。

 だから、
 お金のかからない支援法でやっていかねばならないのです。
 そして、今すぐ取りかかれる支援でなければなりません。

 社会と距離を置いている時間が長い分、支援する期間も長くなるでしょうし、
 親も子も高齢なので、不登校支援でありがちな「焦らずゆっくり」なんて悠長なことは言えないからです。
 
 そこから、
 今、使える制度を利用してやっていく。
 という発想が生まれました。
 新しい制度を組み上げる時間と労力がもったいない。
 それは誰かに任せて、現場の支援者は現場のことを考える。

 支援者のネットワークもこの発想をもとにしています。
 
 実のところ、
 現有制度を組み合わせれば、なかなか頼りになるのでした。

 この記事続く。



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