2017年10月30日

ひきこもり家族教室4回終了しました

 みやざき楠の会さんの例会でのクラフト学習会4回、

 なんとか終着しました。

 関係皆さんに御礼申し上げます。

 当事者活動人の私聞風坊がやるクラフト講座は、支援者がやるのとはちょっと違って、

 望ましい行動を増やすのに焦点を当てたやり方ではなく、

 当事者理解に重点を置いたものにしています。
 
 ただ行動が変化しただけでは、
 家族の溝、相互無理解の悪影響は改善されないからです。

 さて今回は、そんな本流クラフトとはちょっと違うやり方で進めてきた学習会の肩の荷を降ろしながらの感想記事です。

 これまで、
 親の方や支援者の皆さんに、講演や講座研修の形で、

 当事者目線から支援の方法についてお話しする機会をたくさん頂いているのですが、

 全般的印象として、皆さん、

 こもってる人のことを知らない!!!

 どれくらい知らないかというと、

 ホントに知らない!!!

 20年経っても!

 学習会では、こもっていく仕組みから入り、

 だから、理解と共感が大事なんだと言うことを知るのですが、

 それでもいざこもる人と関わる時には、どうしても、アドバイスなり指図なり、挙げ句脅しになりがちなんです。

 親も支援者もです。

 少し知識がある人だと、やってはならないことは知っているので、
 「そうだったんですねぇ、つらかったですねぇ。」
 「そんな思いなのですねぇ。」
 こんな感じで、アドバイス的なことはせず 
 共感支持に努めるのですが、これはただ表面的に共感と支持だけなので、理解に到りません。
 
 「だから、そう感じたのですね」
 「そういう状況なら、そう考えるのも当然ですわ」
 「そしたら、こんなことに苦労したんじゃありません?」
 「となると、この先こうなるように思えるけど、どうだろうか?」
 このように、
 こもる人の立場に身を置いて、感じ、考え、予想する。
 そういう理解ができていません。

 だから、事態を改善する一手が思いつきません。

 こもる人が自ら動くこと。
 状況突破の手助け。
 ができません。

 そんなこんなで、
 理解と共感。

 この2つがとっても重要だと再確認している今なのでした。

 そしてなにより、親がクラフトを使って子どもと関わることはとても難しいということを実感したのでした。

 理由は、心の余裕がないから。

 他者を支えるには心に余裕がなければなりません。
 でも、親の皆さんはそれが十分でない。

 だから、子どもを支えることが十分にできない。
 子どもが自分の力で生きていく手助けが力強くできない。
 
 ということで、
 まっ先に取り組むべきは、親の心の滋養のように思えているのでした。 

 そのお役に立ちましたら幸い。

 ↓最終回の様子はこちら





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