親と闘うことをやめてみる話

2017年09月24日

 以前紹介した記事の再掲と言えば再掲です。
常に意識した方がいい、
座右の銘と思えますので。

 それは、

「きみの家庭での力関係を考えて、勝つ見込みのない闘いは避けなさい」
(『心的外傷と回復 』(ジュディス・L. ハーマン著  中井 久夫 訳 みすず書房 p266)

親を変えよう!
親に分かってもらおう!
自分の苦しみを分け与えよう!
復讐してやろう!

 いろいろな思いから、親に対して直接的になにかしようとすることはよくあります。
でも、家庭内の関係にあって親の影響は大きい。

 よしんば勝ったとしても、その後何が残るのか?
権力を持ったとしても、親を隷属させたとしても、それは家庭内だけの小さな世界での話。

 そんなくだらないことに限られた力を使うより、
自分を養うことに力を使った方がましだよ。

 親のために使うことはないよ。
自分のために使いなさいよ。

 そんなメッセージが聞こえてくるのでした。


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