失敗というコトバの重みがフツーとは違うこと

2017年08月07日

 失敗を恐れずにチャレンジを!

 失敗してもイイんだ。それをバネにすれば!

 失敗から学んでいこう!

 失敗について、こんな感じの教育的なアドバイスは珍しくありません。

 これ、たぶん、前提が

 失敗は怖くない。

 だと思います。

 死ぬほど、痛め付けられるほど、ケガするほど、暴力ふるわれるほど、親がヘンになってしまうほど・・・。

 ところが、

 失敗が命取りの環境で育った子どもはこの前提が通じません。

 その子たちにとって、失敗とは?

 親から殴られたり、馬鹿扱いされたり、、夜中怒鳴り散らされたり、ため息つかれて相手にされなくなったり、

 親がご飯も作れないほど激しく落ち込み寝込んだり、より酒を飲んで暴れるようになったり、

 気が変になったんじゃないかと思うほどわめき出したり・・・、

 と、親の心や身体の調子が悪くなったり、感情の調節が利かず機嫌がものすごく悪くなったりと、

 親や周囲の人間から強力なネガティブな反応が返ってくることを意味しています。

 つまり、失敗は身の危険をもたらします。

 安全な失敗なんてないんです。

 その子たちには。

 だから、失敗しないようにまず親や周囲の人間を観察し、失敗しないように周到に準備し、言葉を選び、行動を選び、恐ろしいことが起きないような感情を選びます。

 それが成功するように、常に緊張感を高め、確認を繰り返し、

 実行する前のシミュレーションと実行後の検証を繰り返します。

 だから、ナニカをやる時は、いつも命がけ。

 だから、ナニカをやる時は、ものすごいストレスがかかる。

 日々を過ごすだけでものすごく消耗する。

 そんな子どもたちに、
 または、
 大人になったそんな子どもたちに、

 軽々しく、失敗してイイよ! なんて言うのは控えた方がイイと思っています。

 それは、死んでもいいよ。

 って言ってるも同じ意味合いになるからです。




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