2017年05月07日

コミュニケーションの前提いろいろ

 前記事は、コミュニケーションするときには、

 何についてやりとりするのか?

 についてまずコミュニケーションしようという話でした。

 何についてやりとりするか。

 この「何について」という前提が一致しないとコミュニケーションはうまくいかないからでした。

 さて、この前提、

 前回のように「話すテーマ」以外にも、バリエーションがいくつかあります。

 思い込み、決めつけ、偏見・常識などの思想・心情的な、または早とちりなどの性格にもとづく前提です。

 例えば、

 仲のいいあの人は私のことをすっかり分かってくれている。という思い込み。
 だから、私が今考えていることは相手も分かっているという前提で会話を進める。
 実際は相手はそこまで分かっていないので会話が途切れる。

 精神科医は、医者なのだから患者の話をたっぷりと聞いてくれる。という決めつけ。
 だから、相手の聞きたいことに頓着せず自分の話したいことだけ話す。
 実際は治療に必要なことを問診・テストして、適切な治療をするのが精神科医。

 どうせ女じゃ分からない話題。まず男には理解できない話題。という偏見・常識。

 相手の話をちょっと聞いただけで、言いたいことを勝手に決めつけてしまう早とちり。

 よく分からないけど、この会話はあのことについて話そうとしているんだ。と決めつけてしまうこと。


 これらの事態を予防するには、

 自分が今まさに考えていることは、相手は知っているのだろうか? 
 今自分の目に浮かんだことを、相手は知り得るだろうか?
 今自分の頭にあることを、相手は推し量ることができるだろうか?

 そもそも相手は自分のことをすっかり分かっているのだろうか?

 精神科医は、そもそもお悩み相談を受ける職業なのだろうか?

 女だ男だ関係なく、あの人なら分かるのではないか?

 今自分が受け取ったメッセージは、相手がホントに伝えたかったことなのだろうか?

 相手の意図の確認した方が、推測するより確実じゃないだろうか?
 
 などと、自分の無意識の決定つまり前提を批判的に確認することが有効でしょう。


 それから、会話はお互い様。

 会話中、お互いに、

 なんかヘンだぞ?

 会話が噛み合ってないぞ?

 と思ったら、

 一旦停止して、前提を調整する会話をしてみることは、良好な関係つくりに役立つかもしれません。




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