原因という名の犯人捜し 不登校・ひきこもり・社会問題など2

2017年03月18日

 不登校やひきこもりなどの原因を探っても、対処法が見つからなかったら意味ないよね。の続きです。

 私たちは、
 原因という名の犯人を、相手に向ける場面によく出会います。

 うちの子は悪くない。悪いのは学校だ。

 いや、
 学校が問題というより家庭教育の問題だ。
 ※悪いのは家庭だ。=親だ。

 というより、
 弱者を受け入れる寛容さがないのが問題だ。
 ※悪いのは社会だ。

 悪いのは相手だから、相手が変わって当然だ。

 という論理です。

 そしてこれは、問題解決のカギを、相手に渡してしまっていることになります。
 問題解決するかどうかは相手が変わるかどうかにかかっている。
 つまり相手次第。

 究極、私の幸不幸は相手次第となってしまいます。

 私たちは、
 知らずこのような状況に自らはまり込んでいることに気づくことは重要です。

 では、どうすれば状況を打開できるでしょう?

 ここで視点を変えてみます。

 前提です。

 実は原因探しの論理の大前提は、
 原因が私か相手かのどちらかにある。
 私か相手かのどちらかが犯人だ。
なのです。

 この前提に問題があるように思えます。

この項まだ続く。



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