最近の若者のこと。内閣府調査から2

2017年01月09日

若者の生活に関する調査報告書 (PDF版)
平成28年9月 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/h27/pdf-index.html

を読んでの解釈記事です。

Q12 小中学校時家庭場面では、親の親身な助言がなく、なんでも話すことはできず、だからか親に相談せず自分1人で決めてやる。それは、親に相談してもあまり役に立たなかったからということが分かります。
 また、両親の関係が悪く、自分との関係も悪かったようです。
 こもる人の対人不信や、不安や、苦手感の源泉は、ここらあたりにあるように思われます。

Q17-1 いつか必ず自分にふさわしい仕事が見つかると思っている人は、ひきこもり群46.9%、親和群59.3%、一般群70.9%で、思っていない人はそれぞれ49.0%、40.7%、28.4%です。

Q17-2 いつか自分の夢を実現できる仕事に就きたいと思っている人は、ひきこもり群63.3%、親和群71.3%、一般群73.9%です。
 ひきこもり群と親和群は、夢を実現させたいけど、実際にはそれは無理だとあきらめているようです。
 この2群は、将来に具体的な展望や希望を持っていない人が多いようです。

Q17-4 定職に就かない方が自由でいいと思う割合は、ひきこもり群28.6%、親和群29.4%、一般群15.0%です。
 定職に就くことを自由が束縛されることととらえている人が、一般群の倍近くいます。
 特に、現在社会参画している親和群の方が息苦しさを強く感じているようです。
 ※親和群=社会生活を営みながらもひきこもることに親しさを感じる群。

Q21 ひきこもり状態になった年齢は、14歳以下が12.4%、15~19歳が30.6%、20~24歳が34.7%、25~29歳が8.2% 30~34歳が4.1% 35~39歳が10.2%です。
 前回調査に比べ、25~34歳でひきこもり状態になった人が減り、24歳までにひきこもり状態になった人と、35歳を過ぎてからひきこもり状態になった人が増加しています。

 不登校支援など学校場面でのサポートはもちろん、就労継続支援など、社会に初めて出る年頃のサポート、および30代後半からの転職サポートやメンタルサポートの充実が必要な気がします。

Q22 ひきこもり期間は、6ヶ月~1年が12.2%、1~3年が12.2%、3~5年が28.6%、5~7年が12.2%、7年以上が34.7%です。
 前回調査に比べ、3年未満の割合が減り、3年以上が増加しています。特に7年以上が多く、長期化に合わせ高齢化が起きていることが分かります。
 少年期にひきこもり状態になって長びく傾向と、35歳以上でひきこもり状態になって長びく傾向があるようです。前者は、学校場面でのサポート、後者は就労支援が効果的な気がします。
 
続く



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