期待があるから困るみたい

2017年02月06日

 支援現場では、困り感というのが話題に上ります。

 あの人は困り感がないから支援しづらい。

 あの人は、その部分に困り感をもっているからそこを重点的にサポートしよう。

 そんな感じ。

 さて、

 困り感は感じられないけど、状況的には困難な状態にある人にしばしば出会います。
 
 経済的に困っている。

 いじめや頼りになる人がおらず
 孤立している。

 心や身体の具合が悪い。

 暴力があったり食事もままならない
 安全な環境にいない。

 客観的には困難な状況であるにも関わらず、困っている感が感じられない。
 または感じていない。ひょっとしたら感じないようにしている。
 そんな人たちです。

 よく聞くと、
 社会や他者に期待をしていないようです。
 自分に配慮をしてくれるような出会いがあるという希望も持っていない。

 他者をアテにしない。
 自分のみを頼みに生きていく覚悟を決めた。

 全部自分でやる。
 やれないことはあきらめる。
 すべて自分の責任でやる。
 他人は関係ない。・・・自分の人生に。

 そんな感じ。

 だから、困っていることがない。

 他者に期待し、
 将来に希望を持ち、
 でもそれが裏切られた
 それがなかなか叶わない。

 だから困っている。

 人が困るときって、期待や希望を秘めているときなのかもしれません。

 期待や希望を捨てたとしたら困ることなく生きていける。

 そんな思いで生きている

 不登校の人

 こもっている人

 少なくないように思えます。
 


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