支援を受ける力が必要なんです。

2016年12月27日

若者の生活に関する調査報告書 (PDF版)
 平成28年9月 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/h27/pdf-index.html

 Q24~26あたりでも明らかになっていますが、

 こもる人は、支援機関をあまり利用しません。
 Q24関係機関に相談しようと思わない63.5%

 1回ぐらいなら行くかもしれませんが、その後はなかなか足を運ばない。

 そんなことはざらにあります。
 
 今までに支援機関を頼って、役に立った感が低いせいもあるでしょう。

 どうせ解決できないから。
 とあきらめているせいもあるでしょう。

 加えて、Q26では、相談したくないのは、
 相手に上手く話せないと思うから。自分のことを知られたくないから。行っても解決できないから。
お金がかかると思うから。
 と理由が挙げられています。

 自分のことを相手に伝えること。
 それは自分を知らせることだから、自分の困難さにまつわるいろいろなこと(=プライバシー)を知られてもいいと思えること。
 支援を受けることで事態がよくなると希望を持っていること。
 費用の負担に耐えられる経済力があること。

 などが、支援機関を利用する条件となるようです。

 防災の世界では、「受援力」という言葉があるそうです。
 行政やボランティアなどの他者からの支援を受ける力という意味です。

 全国から支援物資やボランティアが被災地に集結しても、それらの力が被災地で活かされないと復興は望めません。

 他者の能力を自分のために活かす力。これが受援力のようです。

 ひきこもる人と、家族には、この受援力が必要に思えています。
 そしてひきこもる人と家族には一般的に不足しています。

 世の中、完璧な支援者はいません。
 だから、
 100%自分の思い通りの支援を受けられることはまずありません。

 今目の前にいるその支援者から、自分に必要な支援を受け、自分の回復を図る。

 そういう力が必要に思えます。





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