ひきこもりは15万人減ったのか?

2016年12月13日

内閣府調査によると、ひきこもりが15万人減った!

という記事が新聞などに踊ったので、

改めて元データに当たってみました。

若者の生活に関する調査報告書 (PDF版)
 平成28年9月 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/h27/pdf-index.html

です。

 確かに減ってます。

 前回2010年調査では、69.6万人だったのが、
 今回は、54.1万人

 この報道があるやいなや、

 なぜだ~!

 そんなに効果的な支援がなされたのか~?!

 実感ないぞ~!

 という声が日本中にこだましていたような気がします。

 私聞風坊も首をかしげたので、今回改めてチェックしたのです。

 この調査は、内閣府の子ども若者施策の一環なので、15~39歳のいわゆる若年層の実態調査なんです。

 そして、この若年層が、前回は3880万人で、今回は3445万人。およそ400万人減ってます。
 だから、数が減るのは当然なんですね。
 
 念のため、パーセンテージに注目したら、
 前回は凖ひきこもりが1.19%、狭義のひきこもりが0.61%で
 今回は凖ひきこもりが1.06%、狭義のひきこもりが0.51%でした。

 この差を誤差と考えるか意味があると考えるかは、統計的に判断できるのでしょうが、
 私聞風坊は、そこのところは計算の仕方が分かりませんので判断できません。

 なんか減ってるな。
 でも、そんなに大きくじゃない感じ。
 という感覚です。

 まとめると、

 15~40歳未満のひきこもりは、減ってる感じがする。

 という印象です。

 多くの対象が40歳以上になって数が減ったという面もあるでしょうが、
 支援効果も上がっているのでしょう。
 とはいえまだたくさんの人がこもっているので、これまで以上によりよい支援をせねばなりませんね。

 同時に、15歳未満、40歳以上のひきこもりに思いをいたす必要があります。
 調査の何倍もこもっている人はいると思われます。

 そのうち特に高齢ひきこもりはひきこもり界の喫緊の課題なのです。



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