死ぬほど頑張った先になにがあるのか?

2016年10月24日

 CRAFT(クラフト)という心理プログラムがあります。

 依存症患者家族向けのプログラムです。

 それをひきこもりに応用したものが、ひきこもり界ではよく話題になります。

 この中核となる「行動の機能分析」の中に

 短期的利益(or不利益)と長期的不利益(or利益)という考え方があります。

 その行動を続けていると、短期的には利益をうるけど、長い目で見ると実は不利益の方が多い。

ということがよく分かり、

 じゃ、その行動はやめて、他の行動をとるようにする。

 という風に行動を変えることがねらいです。

 例えば、
 煙草を吸う行動は、一時的に気が安らぐけど、長い目で見ると、お金がかかる、健康に悪い、周囲から煙たがられるなどの不利益を被っているから、
 電子煙草を吸うようにしようか。なんて風に。

 そしてこれは、
 短期的には不利益を被るけど、長い目で見るといいことが起きるから、嫌なことでもチャレンジしよう。

 という意味でもあります。

この項続く。


同じカテゴリー(ひきこもる)の記事画像
引きこもり・困窮者きっと不登校そして発達障害支援の図解2つについて
ひきこもり支援の研修資料が興味を引く話
相談に行ったらなんだか軽くあしらわれている感じがしてしまう理由の話
ひきこもりフォーラム2019夏10 end 自己肯定感とか若者、高齢のこと
同じカテゴリー(ひきこもる)の記事
 一般社会のフィールドになじまないことを痛感したのでした (2021-08-09 06:00)
 精神疾患を抱える親の子なんだと腑に落ちた話 (2021-06-16 06:00)
 家が安全基地でないのなら (2021-05-15 06:00)
 働くことに消極的な理由 (2021-05-03 06:00)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
死ぬほど頑張った先になにがあるのか?
    コメント(0)