100%のいろいろな話。

2016年10月13日

 暴力被害者支援の話の中で、ほぼ必ず口に上るのが、

 あなたは100%悪くない。

 悪いのは100%加害者だ。

 というフレーズです。

 被害者が、自分が悪いから、自分に非があるから暴力を受けたのだ。

 暴力を受けてもしょうがないのだ。

 当然なのだ。

 という想いを抱きやすいために、こういう言い方をします。

 間違いなく、暴力行為は100%悪いこと。

 たとい被害者に非があっても、暴力を受けていいということにはなりません。
 非があっても、暴力を受けなくてイイのです。
 100%断言します。


 と、まったくそうなのですが、実は私聞風坊は、いつも少しひっかかっていたのです。
 100%悪いことはないって言われると、なんだか責任も100%ないって言われているようなな気がするからです。

 きっと、
 暴力を受けないようになにかできることがあったのでないか?

 暴力を受けないような配慮はできたのではないか?

 予防の意味も含めて、そう思うからでしょう。


 私たちは、自分の健康や安全を守るという責務を100%自分に負っています。
 
 だから、被害を受けないよう自分自身を規制する必要があります。

 危険な場所に近づかない。
 危険な時間帯にそこにいない。

 暴力を誘発するような言動をしない。服装をしない。

 私たちは侵害されることのない人権を有しています。
 基本的人権と言います。

 でも、それを尊重することなく、平気で侵害してくる危険はそこかしこにあるのです。
 残念ながら、この世界は100%安全ではないのです。

 だから、自分の人権が侵害されないよう、自分の身を守らねばなりません。

 そのために発言や行動や服装などの個人の自由を自主規制することはやむを得ないのです。

 安全の方が重要です。

 暴力は100%悪いこと。

 そして、

 自分の安全を守るのは100%大切なこと。

 なのです。



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