男性が2割のこと

2016年09月03日

 DVは、Domestic Violenceの略で、

 家庭に代表されるドメスティック(内密)な状況で振るわれる暴力のことです。

 身体に直接向けられる暴力と、

 精神的に追い詰める暴力と、

 性的な事柄に関する暴力の、

 3つの面から捉えられています。

 一般的に、DVと言えば、男性から女性への暴力のニュアンスがあります。

 ところが、女性から男性への暴力もあるのです。

 平成27年に宮崎県が行った調査では、男性の約2割が被害者でした。

 男女ともに大声で怒鳴られる被害が一番多く、

 男性に限っては、何を言っても無視され続ける被害が一番多くなっています。

 肉体的な被害も少なからずあります。

 強いのが男性。加害者が男性。という思い込みが社会にはあります。
 ※ジェンダーバイアスなんていいます。

 だから、女性から暴力を振るわれた男性は、男性としての自分の価値を失いがち。
 自分を恥ずかしく思うかもしれません。

 そうなると、誰かに助けを求めることも難しくなります。
 恥の上塗りになりそうだから。

 世間には、暴力を振るわれて、誰にも相談できずにいる男性がいる。

 そういうことを知っておくことは大事です。



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Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)社会のこと
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