2016年08月19日

プレッシャーと寄り添いの境界線

 先日、NHKスペシャル「キラーストレス」を観たのでした。

 今回は、その第2回「ストレスから脳を守れ ~最新科学で迫る対処法~」

 での気づきのご紹介。

 人は、ストレスを感じると、2種類のストレスホルモンを出して、ストレス対処するんだそうです。

 1つは、アドレナリン。
外敵に対して、闘うか逃げるか? 劇的な行動をとるために身体に活動状態にするホルモンです。

 もう一つは、コルチゾール。
ストレスに対して、じっと忍従するために分泌されるホルモンです。

 前者は活動的。
 後者は非活動的になります。

 さて、困難を抱える人へのサポート法としては、
 プレッシャーを与える方法と、極力プレッシャーを与えず寄り添う方法との、2種あります。

 前者は、支援者がプレッシャーを与えることで、困難打破への一歩を踏み出させる意図ですね。
 後者は、相手のペースでの動きに合わせて一緒に歩いて行くという思いにもとづいています。

 この対極的な2種の関わり方は議論の的となります。

 プレッシャーを与えないために、事態が動かず悪化した。
 寄り添わないために、関係が悪化し孤立して事態が悪化した。

 両方の関わり方いずれであっても、事態が悪化することがあるからです。
 だからどちらがいいかの結論は今もって出ていません。

 きっとどちらも効果もリスクもアリだからでしょう。

 そこで今、ストレスホルモンの視点から考えてみます。

 困難はストレスです。

 人はストレスに出会うと、
 効果が対極のストレスホルモンが出ます。

 闘うか逃げるか? という行動的なアドレナリンが優勢なときは、ストレス解消のためになにか行動をとるでしょう。

 忍従するという非行動的なコルチゾールが優勢なときは、行動しないでしょう。

 前者ならプレッシャーをかけたら問題解決するかもしれません。
 どう克服するか? またはどう逃げるか? 考え出せるかもしれません。

 後者なら、寄り添って、恐怖に身をすくませている状態を改善することが先決かもしれません。
 
 逆だとしたら、大変なことになりそう。


 どちらのホルモンが優性か?

 困難を抱える人に関わる際には、
 こういう指標もあるんじゃないかと思ったのでした。



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