うちじゃない。と言えないのが家族です。

2016年07月20日

 仕事は、何事も職分というか領域があります。

 ここまではしっかりやるという、いわゆる守備範囲ですね。

 逆に言うと、それ以外の範囲はやらなくていいってことになってます。

 そこまではムリ!

 ってことからです。

 病院や、相談・支援機関も、この領分が決まっています。

 だから、ここまでは専門的な能力を発揮してしっかりやります。

 という境界があります。

 その境界を越すことについては、

 うちではない。

 となります。

 他をあたってくれ。
 よそに行ってくれ。

 って意味です。

 またなにかあったらいつでも来てください。

 も、同様な意味ですね。

 これ、ホントに「いつでも」じゃないんです。
 たいがい開業日中で予約した日時にって意味ですね。

 さて、視点を変えて、家族はどうでしょう?

 うちじゃない。
 って言えるでしょうか?

 また来週会いましょう。
 なにかあったらまたおいでください。

 なんて言えません。

 いつでもどこでもアテになる関係であると同時に

 どうしても関わらないといけない宿命である。

 家族にはそんな面もあります。

 支援の立場にある者は、

 この替えの利かない、
 ある意味受け入れる以外にどうしようもない
 家族の立場に思いを寄せる必要があるでしょう。



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