ひきこもりの事例を検討すること

2016年07月05日

 カウンセラーなどの支援職は、かならずケース検討会という機会を持ちます。

 自分が関わるケースにつき、どういうサポートがより相手の利益になるのか? を関係者が集まって会議するのですね。

 私聞風坊もよくやります。

 先日、宮崎地域ひきこもり支援センターと宮崎県楠の会主催の検討会に参加してきました。
架空のケースについてみっちり検討しました。

 楠の会さんの会については、新聞にも載ってましたね。

 私が一番大事にしているのは、どうしたらいいか? をあきらめずに考え抜くことです。

 ひきこもりは、そもそも支援の手をつかみません。

 誰かから手助けがあることを期待していないし、あきらめているからだと思っています。

 人生を降りた。

 なんて言い方が合っているかもしれませんね。

 困っているから、助けを求める。
 それを受けて支援する。

 これが支援の原則的な仕組みです。

 ひきこもりに関しては、この原則が成り立たないのです。
 こもっている人たちが、人生から降りているために、助けを求めない。
 だから、手助けができない状況。

 そのため、対応方法が極めて限られます。

 医療や行政や法律、福祉はては自治会、ご近所、などの公的私的なサポートが期待される
 いわゆる社会資源につなげることからサポートは始まるのですが、
 それが極めて困難だからです。

 社会の支援制度から隔絶した孤立状態。
 ひきこもり状態はそういう面を持っています。

 それでもあきらめずに、どうしたらいいか? どう関われるか?
 を考え抜く力がなければ、ひきこもり支援はできません。

 しぶとくしぶとく、常識の枠を越えて希望を見つけるまで考え抜く。
 ひきこもり支援者としてやっていく資質の一つかもしれません。



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