誰かと対話するのにまず必要なこと2

2016年05月03日

 前記事の続きです。

 対話するのに必要なことは、共視のように、相手の立場に立って、世界を見ることではないかと考えたのでした。

 対話にあっては、
 対話する相手の立場・視点に立ち、相手の感情、思考、などを相互に共有する。

 それができないと、話を噛み合わすことができません。

 こちらの一方的な話になったり、
 相手の思いを勘違いしたりして、
 相互に話が通じません。
 
 そこで、
 患者の立場に身を置き、その視点で世界を見聞きし、その時の気持ちや、思考を疑似体験する。

 親や家族や医師の立場になってみて、思考や感情を味わってみる。

 対話中、この作業をすると、
 相手が何にこだわっているのか?
 それはなぜなのか?

 理解しやすくなります。

 どのような求めには応じられそうか?
 どのような求めは断られそうか?
 妥結点はどこあたりか?
 
 予想がつきやすくなります。
 
 そしての作業は、ひるがえって
 自分のこだわりと求めに応じられる限度をつまびらかにします。

 あなたはそう思うけど、ぼくはそう思わない。
 あなたはそう考えたんだ。私は少し違う視点から考えてる。
 そこまでやるんだ。そこまで求めてるんだ。私はそこまではあなたに求めない。
 私ができるのはもうちょっと手前の段階までかな。

 こうして、
 相互理解は進み、今後どんな風に相互関係を築けばいいかが分かるようになります。

 これこそ対話の真価のように思えます。


タグ :対話共視

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