不安が強いと音に敏感

2016年06月09日

 トラウマケアの一環で、Stephen.W.Porges博士のポリヴェーガル理論を勉強しているのですが、

 氏は、人の気持ちが安定するのに、音が大事だということを強調されます。
http://stephenporges.com/

 人間を含めほ乳類全般に言えることらしいのですが、
 今の状況が、
 危険だ!
 と本能的に(は虫類脳が)判断した場合、

 危険から身を守るために、危険を告げる音をいち早く察知しようと本能が働くのだそうです。
 
 そもそもは、肉食動物の低いうなり声を察知しようとしていたそうです。

 もちろん忍び寄る足音、息づかいなども聞き逃せません。

 この能力が人間にも引きつがれています。

 ゆえに、
 不安や恐怖を強く持つ人は、聴覚が過度に活動しているでしょう。

 2階の自室でこもる人が、階下の家族の雰囲気の違いが分かるという話はよく聞きます。
 家族がケンカしていれば降りてこない、仲良くいい雰囲気ならば降りてくるみたいな話しです。
 たぶん、些細な音の違いを感じ取っているのでしょう。

 このようなことから、ポージェス博士は、
 雑音から遠ざかることを勧めます。

 場所を移動してもいいし、
 お気に入りの音楽を聴いてもいい。
 自分で奏でてもいい。

 心地いい音を耳にするように配慮します。

 関わる時は、うなり声や怒鳴り声のように恐怖を引き起こす声でなく、
 穏やかな声でゆっくり語りかけることがいいようです。

 まず、
 本能が安心することをする。

 これが基本のようです。

 


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この記事へのコメント
あじさいさん
 紫陽花のきれいな季節になりましたね。コメントありがとうございます。
お役に立ててよかったです。
 思い通りにならない身体の反応をどうにかしようと頑張るより、そのまま穏やかに身体が喜ぶことをする方がいいんだと最近気づきました。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2016年06月11日 06:22
いつも、あ〜そうなんだよね〜と
適応障害 引きこもりの自身の体験を重ねつつ、日常を過ごしています。
ブログの更新を楽しみに拝読しています。
今回のテーマ、まさに、リアルタイムで
おこっています。
音、健康な方には理解し難い位敏感です。
家族のテレビの音、舅など他人の突然の訪問で玄関のドアがガチャという音を聞いだけで、不安が増大し、緊張感が半端なものではありません。
生きずらさを感じつつ生活することに、
どうしたらいっちゃろかね〜と思いますが
結論はまだ出せていません。
あまり深刻に考えすぎると、混乱するので
考えすぎない!と自身に問いかけます。
今回の解決策、本当にそうですね。
少し、気持ちが楽になりました。
これからもブログ楽しみにしています。
ありがとうございます。
Posted by あじさい at 2016年06月10日 01:51
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