ひきこもり大交流会に参加しました。3

2015年12月14日

 前記事の続き、
 一月ほど前、全国のひきこもり関係者が一堂に会する集まりに講師・ファシリテータとして参加してきた感想の続きです。

 対話・交流をしたいこもる人たちは間違いなくいるので、その人たちのニーズに叶う場、仕組みサポートは間違いなく必要だと思います。

 一方で、このイベントを知って、
 このようなイベントに行けない自分を情けなく思うこもる人もいるでしょう。

 そもそも、このようなイベントに価値を置かないこもる人もいるでしょう。
 ※出てこれるんならひきこもりじゃネーし的な。

 この先を見すえて、まさにこの先こそ大きな壁や溝が待ち受けていることに懸念を持つこもる人、こもっていた人もいるでしょう。

 どちらかというと、楽しんでて喜んでるのはこもる人をサポートしてるスタッフじゃないの? なんて冷めた目を持つこもる人もいるでしょう。

 当事者への配慮が、電車がたくさんある、テレビ局が多い、勤め人が多いなど、東京周辺の当事者を前提にしていないか?
 なんて、地政学的なクールな意見もあるでしょう。

 うちの子も、こういう所に行けたらいいのにと臍をかむ親御さんもいるでしょう。

 うちでもできないかなと、ブームに乗る感じで企画を立てようとする支援者もいるでしょう。
 もうすでに軽く当事者の背中を押してるかも。

 そんなこんなを予想しつつ、
 私聞風坊のなによりの懸念は、

 熱心な支援者が当事者のためを思って、当事者と一緒にという旗印の下にリードする仕組みは、むしろ支援者と当事者(支援される方)との見えない境界を無意識に強めていないか?

 それは当事者を「支援される方」という座席に、優しく心地よく坐らせているだけではないか? 

 その居場所にひたる当事者を作りだしているだけではないか?

 かつて、ひきこもり問題が浮上した当初がそうであったように。

 です。

 ひきこもりの歴史を語れるほどにオールドタイプな私聞風坊は、若い本人たちとサポーターの人たちが活躍する姿を見て、ニートブームのあの頃、ひきこもり問題が熱を持ちだしたあの頃と同じような熱狂をうっすらと感じて、年寄りのご意見番よろしくこんなことを考えるのでした。

 そしてやっぱり、
関わった皆さんに鳴謝。

この項終わり。




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