ポジティブシンキングって、時々ウソッぽいんです。2

2015年11月17日

 世の中の出来事を、ポジティブに捉えることを勧める感じのポジティブシンキングについての続きです。

 まるでポジティブ病にでもかかったように、

 悪いことは、世の中になにもない。
 すべては上手くいく!
 っていうポジティブな考え方もあるでしょう。
 
 そしてまた、
 悪いことが起きるにも関わらず、私は私の世界を肯定するっていう考え方もあるでしょう。

 望まぬ悪いことが起きたにも関わらず、なんとか暮らしている今。

 おいそれとは肯定できないネガティブな過去を振り返れば、
 苦労しながらも、右往左往しながらも、知恵をしぼり、勇気をふるい、時に他人様に助けられ、なんとかやってきた自分を発見するでしょう。

 望まぬ出来事の中で、どんな風にして私は生きて来たのか?

 それを知ることは自分の有力感を確認することになります。
世界に自分の居場所があることに気づきます。

 私は私に影響力がある!

 私は私を守ってきた!

 絶望の中にわずかな希望を見つけ、
 自分の力強さを知るでしょう。

 出来事に立派に取り組んできた経験は、今を生きる糧となります。

 それは、
 心理セラピーの世界では、リソースと呼ばれています。
単に否定的な考えを肯定的に変えただけの認知のリフレームとは違い、リソースは落ち着きと余裕、自信を与えます。
 
 自信にもとづく落ち着きを手にした私は、
 否定し、評価できなかった過去や世界や自分自身が肯定できるようになります。

この項終わり。



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