ポジティブシンキングって、時々ウソッぽいんです。

2015年11月16日

 世の中の出来事を、ポジティブに捉えることを勧める感じのポジティブシンキング。

 これ、前向きにとか、問題解決的にとか、そんな感じで使われているよう。

 確かに大事。

 あの時、あぁしてなかったら、
 あんなこと言わなかったら、
なんて、もうどうしようもない過去のことに囚われてちゃ、どうにも不愉快なまま時が過ぎてしまいます。

 だから、前向きな考えは大事。

 でも、ときどきなんでもかんでも、意地でもポジティブに捉えようとする場面に出くわします。

 まるで、ポジティブじゃない出来事が世の中にあるのが、
まったく受け容れられないほどにとっても怖いみたいに。

 悲嘆に暮れる人を前に、
そんな悲しみを抱えながら辛抱強く生きてるあなたを素晴らしいと思うよ!
 みたいなこと平気で言ってしまいそうな勢い。

 ポジティブ病といえば言い過ぎでしょうか。

 そんな場面に出くわすと、
 悲嘆に暮れることって、そんなに悪いことなの?
 それはポジティブに捉えないの?
 なんて思う聞風坊なのです。

 このポジティブ病、ポジティブでないことを否定する力を持ちます。
 ポジティブになれない自分や誰かを責めて否定するのが主な症状です。

この記事続く。



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