ひきこもりの方法論が重要なのでした。

2016年01月09日

 昔話です。

 若者支援を長年続けられている重鎮の、

 タメ塾・NPO法人青少年自立援助センターの工藤定次さんと、講演をご一緒したことがあります。

 その際、私聞風坊は当事者グループの代表として参加していましたが、工藤さんは少々複雑な表情で私と関わっておられました。

なぜだかなぁと思っていましたら、

 当事者グループというのを、仲良しグループだと思われていた様子。

 小さな世界で、つるんでそれが一番いい、学校や就職なんかしなくていい、
そのまま何もしなくて、あるがままでいいとしている集まり。
 というイメージだったのかもしれません。

 私が、自助グループは仲良しクラブではなく、自分をよくしていくための集まり。
 自分の変化と成長を常に目指す運動だということを講演しましたら、少々表情も変わられたようでした。

 さて、当時、氏は、方法論ということを盛んに口にされていました。

どうしたら、ひきこもり状態から脱することができるのか?
どうしたら、社会参画できるようになるのか?

 その方法論がない議論、運動、施策、当事者グループに対して問題意識を持たれていたのでしょう。

 方法論がないグループ。
私も大反対です。

この項続く。



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