2016年01月05日

アルコール依存症とひきこもり 2

 前記事の続きです。

 アルコール依存症の飲み方は、

 いつも
 朝起き抜けの一杯、大事な仕事の前日だったりとタイミングを考えず、

 いつも
 泥酔で、ほろ酔いがなかったりと程度がひどく、

 しらふのときは、社会性をわきまえた紳士淑女だが、
 いったん酒が入ると、暴力的で、暴言を吐き散らし、軽蔑される態度をとったりするのでした。

 そしてそれは、飲酒者の気合いではコントロールすることができないのです。
 なぜなら、飲酒者がそんな自分の飲み方を世の中で一番嫌っているにも関わらず、
 いつも、気がつくと、そうなってしまうからです。

 これらのことから、アルコール依存症は、心の病(精神依存)であると同時に、身体の病であると指摘されています。

 現在では、医学的に身体がアルコールが常時必要としている状態になってしまう病気(身体依存)でもあるとされています。
 起き抜けに朝から飲むのはアルコールという薬物を身体に摂取するという意味合いとなるでしょう。

 病気ゆえに、アルコール依存症は治療する必要があります。
 治療しないと進行して、心と身体と人間関係を破壊します。

 治療は、心と身体の両面を治療することになります。
 
 アルコール依存症になると、
 身体が、飲み続けることつまりアルコール成分を摂取し続けることを欲しているので、意志の力では止められません。
 本能的に飲み続けてしまうのです。

 だから、最初の一杯を飲まないこと、つまり断酒がまず最初の取り組みとなります。
 身体にアルコールを入れないこと。
 それは一貫して重要な治療法です。

 しらふのうちは、意志の力が発揮できます。

 さて、
 アルコール依存症者は、意志の力が弱いのでしょうか?

 実のところ、
 アルコール依存症者の多くは働き者です。

 それまで、
 辛いことや不安なことにじっと耐えて働いて、人と関わって生活していて、
 ひとときアルコールを飲んだときだけ、それらにまつわるキツさを忘れられていたのかもしれません。

 それは、
 依存症になる人はそもそも辛抱強く、意志の力が強い人が多いということかもません。

 そもそも意志は強い。
 でも、ひとたび依存症になってからは一人で回復することはムリ。

 だから、回復を支える人たちが必要なんです。
 それは、家族であったり、医療関係者であったり、依存症仲間であったりします。

この項続く。

参考文献
 『アルコホーリクス・アノニマス』(AA日本ゼネラルサービスオフィス 2004)



同じカテゴリー(ひきこもる)の記事画像
【再掲】 不登校・ひきこもりフォーラム2018のお知らせ
【告知】不登校・ひきこもりフォーラムやります。確定!
【告知】ひきこもり家族教室と集いやってました
ひきこもり家族教室4回終了しました
同じカテゴリー(ひきこもる)の記事
 喜びの数を数えてみるとおもしろい話 (2018-10-20 06:00)
 自分の金で酒を買うとおいしい話 (2018-10-15 06:00)
 ひきこもりには就労支援がいるという話 (2018-10-10 06:00)
 お金を稼ぐことに嫌らしい感覚を持つことについて考えてみた話 (2018-09-30 06:00)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。



【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
別サイトになります。こちらもご覧下さいませ。


過去記事
みやchan インフォ
みやchan ホームに戻る
みやchan facebookページみやchan twitter
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 10人
オーナーへメッセージ
 お手数ですが、携帯・スマートホンなどからの送受信の際は、パソコンからの受信ができるよう設定をお願いします。
 当方からのお返事が送信できないことが時々あるのです。
削除
アルコール依存症とひきこもり 2
    コメント(0)