エクソシストが手本です 2

2015年11月14日

 前記事の続きです。

 映画エクソシストは、母の愛に感動する!
そして、医療モデルの手本になる!
 のでした。

 なにか不調が起きた。しょんぼり
そうしたらまずは、身体に原因がないかどうかの検査をするのが原則なんです。
 一般的には、かかりつけ医に相談に行くのがいいと言われていますね。

 というのも、精神的な問題も、身体の不調から来ることがあるんです。
だから、そもそもの原因に対処するために、身体に不調の原因があるかどうかをチェックするんです。
 そこに異常があればそれを癒やすのですね。 

 もし、異常がなければ精神的な不調が原因となります。
そうして、初めて精神的な治療が始まります。

 身体の異常のあるなしを診てから、精神的なケア。
これが大原則。

 そもそも、精神ケアは、
身体の健康をそれなりに保ってないと、難しいのです。
 そういう意味もあって、まず身体の健康を優先します。

 エクソシストは、この手順に則っています。

 まずは、脳の画像診断や、髄液の検査などありとあらゆる検査をして、身体状態を徹底的に調べます。

 その間にも、どんどん具合が悪くなるのですが、点滴などして肉体の栄養保持に努め、
 使用人が身体をふいたりして身体の清潔も保とうとしています。

 内科的な結論として身体的な異常が原因ではないとして、
 精神的な問題だろうと診断されます。
多感な思春期だから親子関係が影響しているという説も。

 そして、
 最終的には精神医療的な問題でもないとなり、
 神父さんと悪霊との壮絶な戦いで幕を下ろします。

 現実世界では、こういう結末になるのはまれでしょうが、
精神ケアの手順を考える時に、
 まず身体のケア!

 その、手本として映画エクソシストをつい思い出すのでした。


この項終わり。


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