ジェンダーとひきこもり

2015年08月18日

 ジェンダーというのは、ざっくり言うと、社会が勝手に決めた性別による役割のことです。

男は外で働く。
女は家事をする。

これが有名です。

ここから、
外で働くのが男。
家事をするのが女。

となり、
外で働く女性は、男らしい。
家事をする男性は、女っぽい。

 という意識が生まれます。
こうなると、性別によって、自分のやりたいことが邪魔される社会になってしまいます。
 これは大問題ですね。

 さて、ひきこもりの原因の一つに、ジェンダーがあるという考えがあります。
男性優位の高度経済成長期の価値観にもとづいて、
男の生き方、女の生き方を決めつけるので、
それで、生きづらさを抱えて、ひきこもるんだ。
 という解釈です。

 実のところ、私聞風坊はこの意見に反対です。
同じ環境にあってもひきこもる人とこもらない人がいることに説明がつかないからです。

また、ジェンダーだけが原因とは思えません。世界はもっと複雑です。

だから、ひきこもりの原因を探ることに私は否定的なのです。

 私はむしろ、
ひきこもりからの回復、
こもる生活の改善
社会再参画の邪魔をする要因としてジェンダーを捉えています。

 男だから、家事をするのは恥ずかしい。
という意識が、邪魔して、自宅での炊事洗濯をしないとすれば、

 女だから、家におとなしくしているぐらいがいい。
という意識が、怖くて社会に出れないことを助長するとすれば、

 ひきこもり生活を変える邪魔をすることになります。

活動の幅を広げ、社会再参画につながる貴重なワンステップを除いてしまうことになります。

 こういうことから、
 ジェンダーが、邪魔をしないようにする必要があるのです。

 ジェンダーは、ひきこもりの原因というより、回復・社会再参画を邪魔する要因なのです。



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この記事へのコメント
 そうですね。ひきこもりを否定しない。だからといって、こもれ! と積極的に勧めるわけでもなく、ただ肯定する。そんな感じでしょうか。
 今を肯定しないことには、未来はなさそうです。今できることをし続けた先に、結果としての社会参画があるのかもしれません。
Posted by 聞風坊聞風坊 at 2015年08月20日 17:24
うかつでした

> 実のところ、

ここで パッチン! 聞風殺法

> ひきこもりの原因を探ることに私は否定的なのです。

病気でも悪でもない
ひきこもりを否定しない
と解釈です。
こもりからの回復、むしろ
こもる生活の改善
社会再参画の柔軟多様な在り方としての一スタイル ひきこもり?
もはや ジェンダーを意識する 時間すら、
貴重 で 惜しい?
こもり進み の すすめ?

謝謝
Posted by ゴムパッチン at 2015年08月18日 15:52
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