ヤンキーについての本を読んだのでした。

2015年07月26日

 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』
     (斎藤 環 角川書店 2012)を読みました。

日本人は、なぜかヤンキー的なものに惹かれる。
その理由を、いろいろな方面から分析した本です。

 確かに、私の青年期もヤンキーは多かった。
私自身、
 好きなマンガはヤンキー烈風隊でしたし、
 格闘技やってたんで、行動重視な意識を持ってましたし、今でもやはりそうです。

一言でいうと、気合いで物事をなんでも片付けるのですね。

 そんなだから、日本人がヤンキーに惹かれる感覚もなんとなく分かります。

著者の主張の一つは、

 ヤンキー的な生き方に惹かれる。

とのこと。

 何をしたか、何をなしたかという結果ではなく、どんな風に取り組んだかという、心の姿勢に惹かれるというのです。


 社会常識・ルールに囚われない、自分の好きなことをする。
それでいて、理想と現実的打算との折り合いを上手につけて生きていく。

 そこら辺が魅力なのかもしれません。

 ひきこもる人たちはじめ生きづらさを持つ人たちは、この折り合いの付け方に苦労しています。

 この記事続く


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Posted by 聞風坊 at 06:00│Comments(0)本の紹介
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