布団の暖かさを知らないのです。2

2015年05月08日

 前記事の続きです。

 子どもの頃から周りの大人に合わせて生きて来ると、一般の感覚とはだいぶ違うことが多いのです。


 → 子どもの頃を思い出して、○○してください。
思い出すと、頭がボーッとして、知らずゲンコツを握り、肩をすくめます。
だから、○○ができないのでした。
 今でも、このフレーズは苦手。

 → 実家の味。久しぶりにお母ちゃんの手料理でも食べておいで。
ムリ。
このフレーズ聞いただけで頭が混乱してきます。
 ものすごく頭を使って、親がキレない言動を選んで会話しながら食べていたので、今さらそれをやれといわれてもムリなんですね。
 有史以来喜びの象徴である食とトラウマが関連してるのって、とてもキツいけど、ありがちかもしれませんね。

→ 関連で。 初めて買ったCDは?
 CDじゃなくてレコードだったという点ではなく、ちっ、ちっ、ちっ
 歌謡曲と野球が心底大っ嫌いで、ちょっとでも見たり聞いたりするとキレまくる家族がいたので、テレビマンガのLP版レコードなら安全だろうと買ったのが最初。
 宮崎では放送してない番組の歌が多く、都会ではこんなテレビをやってるんだと憧憬も交じりつつ新鮮でした。

 自分の望みを叶えるのに、まず周囲と折り合いが付くかどうかを何度も何度も吟味して、完璧な対応を心がけていたのですね。
今でもこの癖は抜けません。

 こんな風に、
 子どもの頃はリラックスできない環境だったので、
子どもの頃のように。という喩えを出されると、一気に緊張が高まるという
 久しぶりのカミングアウトでした。



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