困難の重さを見極めることが大事です。

2015年06月12日

 医療者、心理セラピスト、カウンセラー、就労支援者、福祉者などの対人支援者は、

 自分たちが相手にする人たちが、

 社会と関わったことにより、
または、
 誰かと関わったことにより、

 なんらかの障害が生じた。
と見立てたとして、

その障害の程度、負った傷の深さが、

つまずいたほどなのか、
 膝をすりむいたほどなのか、
   骨折したほどなのか、
 生きるための支えとなる背骨が折れたほどなのか、

 または、
すでにもう折れていたのか、

 を、見立ての過程の中でしっかり見極める必要があると思っています。
それによって、対応を変えねばならないからです。

 もし、

 つまずいただけなら、
誰でもあることだから気にするな。自然に回復するよ。その力が君にはあるのだから。
 もいいでしょう。

 膝をすりむいたほどなら、
痛かったね。と傷の手当てをして、また歩くことを支えるのもいいでしょう。

 骨折していたなら、
病院に行って、手当てをしてもらって、しっかり療養生活を送る手助けをすることがいいかもしれません。

 もし、生きる気力が折れていたとしたら、
それは誰でも経験する軽いつまずきではありませんし、
内部は無傷の表面的な擦り傷でもありません。
 生きる支え、心の芯、背骨が破壊されているのです。

 これほど深刻だと、もう、ただただ受け止めるだけしかできないかもしれませんね。
事実を受け止めることを一緒にする。
 当面、それぐらいしかできないかもしれません。

 その人の問題、困難の重さによって、
関わり方を変えることはとっても大事だと常に思っています。
 


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