2015年03月09日

Webひきこもり家族教室7 父親編

 Web教室もあっという間に7講目。10回ぐらいで一区切りかと思っております。

 今日は父親が学んだら役に立ちそうなこと。
※実際は父親だろうが母親だろうが誰でもいいのですが、こうすると目にとまるでしょ。たこ

 その内の、
 問題解決じゃなくて気持ちの共有が大事
 ということをお伝えします。

 何か問題が起きた。
として、

 これにどう対処するか?

と、その問題をいち早く解決する手段を考えて実行するのが問題解決志向です。

 職場ではこれがものすごく役立ちます。
発注ミスが起きた!!!
ひょえ~叫び
と驚いているより、
 発注取り消し・再発注の可能性を探ったり、多発注ならさばく算段を付けたり、少ない発注だったら追加注文したりと、
すぐさま善後策をとる方が望まれます。

 やっちまった、悲しい、情けなさ、この先どうなるのか不安だ、
何やってんだと! いう怒り、困惑の気持ちは少し横に置いて、
 問題への対処を優先します。

都合、気持ちを大事にしません。

 実は、この志向、問題が起きたときの不快な気持ちを
問題をいち早く解決することによって心地よい気持ちになる。
 という思いが含まれているのですが、

 このやり方に慣れていると、気持ちを大事にしなくなる癖がついてしまうのです。

 だから、会話でも、
あぁ、辛かったね。
のさんねぇ。
そうだね、悲しいね、悔しいね。
 なんて、相手の気持ちを一緒に感じるよりも、

 それは、こうしたらいいっちゃが。
    そんげ悩まんで、次よ次、次で頑張いない。
 みたく、どうしたらいいかの方法を提示することになりがち。

 問題解決法をすぐ提示したくなるのですね。
 そういう優しさなのです。

 ところが、問題解決の方法よりも、
気持ちを分かってもらいたい時があるのです。

 こもっている人がよく言う「分かってない」の一言は、
気持ちを分かってないってことなんです。

 人生が思うようにならずにどんだけ辛い思いでいるか、
    安らぎのない24時間で365日の中で、どれほど苦しんでいるか、
 そのことを分かってもらえない辛さ、

 そんな気持ちです。

じゃ、働けば。
じゃ、病院行けば。
じゃ、サポステ行けば、相談センター電話したら、
じゃ、こう考えたら?

 という問題解決よりも、
そんな気持ち、
 つまり、悔しさ、情けなさ、苛立ち、怒り、悲しみ、ただただ不快
 を、ただ共感する。

 それがまず優先します。
問題解決はその次の段階。

 問題解決に慣れていると、気持ちを共有するだけは、もやもやっとしてなんだかこちらの気持ちが落ち着かないかもしれません。

でも、これが基礎の基礎なのです。

 気持ちが最初。問題解決は二の次。

 なんべんいってんきかんちっ、ちっ、ちっ
と日頃思ってさじを投げている人は、お試しあれ。


参考書籍 拙著
『こもって、よし! ひきこもる僕、自立する私』(鉱脈社)
『「親」を育てる「ひきこもり」』(私家版)



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